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2021年09月30日

とろみ調整食品って何?どんな時に使う?

はじめに

とろみ調整食品は、嚥下機能が低下する方の食事をサポートするために使用されています。
水分補給時にむせることがある方や飲み込みづらくても色々な食品の味を楽しみたい方などにおすすめです。
とろみ調整食品の使い方がよくわからない、上手に扱えない・・・とお悩みの方はいらっしゃいますか?
今回は、ココカラファインで取り扱いのある「matsukiyo とろみをつけるパウダー」を使用して、とろみ調整食品の使い方をご紹介します。

とろみ調整食品とは?

とろみ調整食品は飲み物や汁物などの料理に加えて混ぜることで、温度に関係なく適度なとろみをつけ、飲み込みやすくすることができる粉末状の食品です。
また、食品にまとまりをつけたり、分離を抑えたり、水分にとろみをつけることが出来ます。
病気や加齢により、嚥下機能が低下すると今まで通り、飲み物や汁物などを上手く飲み込むことが出来なくなってしまうことがあります。
そこで、とろみ調整食品が使用されます。

とろみをつけることにより、「まとまりやすく」・「ゆっくり飲み込める」ようになります。

とろみのつけ方

とろみのつけ方は2通りあります。

1.飲み物や汁物などに「とろみ調整食品」を加える方法。
2.先に「とろみ調整食品」を入れておく方法。

今回は「matsukiyo とろみをつけるパウダー」を使って飲み物や汁物などにとろみをつける方法(1の方法)をご紹介します。
※使用するとろみ調整食品の調整方法に沿ってお使いください。うまく混ざらない場合は、応用編(2の方法)をお試しください。

飲み物や汁物などに「とろみ調整食品」を加える方法

①飲み物や汁物などを器に入れる。
②「matsukiyo とろみをつけるパウダー」を加え、スプーンや小さい泡だて器などでよくかき混ぜる。
③2、3分程おき、とろみを安定させる。

ポイント

飲み物や汁物などと「とろみ調整食品」をしっかりなじませるために、30秒以上よくかき混ぜましょう。
また、飲み物や汁物などをかき混ぜながら、決めた量のとろみ調整食品を加えることで、ダマになるのを防ぎます。
「とろみ調整食品」は毎回しっかり測りましょう。計量スプーンを使用したり、分包になっている商品も便利です。

【応用編】先に「とろみ調整食品」を入れておく方法

お水やお茶など、混ざりものが少ないさらさらした飲み物におすすめの方法で、とろみ調整食品に飲み物を注いだ時の勢いにより、混ざりやすくなります。

①コップにとろみ調整食品を入れる。
②飲み物を勢いよく入れ、スプーンや小さい泡だて器などで30回程かき混ぜる。
③1分程度おき、とろみを安定させる。

ポイント

コップに水滴が残っていると固まってしまい、ダマになってしまいます。乾いたコップを使用してください。
また、飲み物を少しずつ入れてしまうと上手く混ざらないため、ダマの原因になります。ある程度勢いをつけて注いでください。

とろみがつきにくい飲み物や汁物などの料理へのとろみのつけ方

水やお茶以外は基本的にとろみがつくまでに時間がかかります。
時間をおいて2度混ぜをしてください。

①とろみ調整食品を飲み物や汁物などに加え、よくかき混ぜる。
②5~10分程度おく。
③②を再びよくかき混ぜる。

2度混ぜを行うことで、水やお茶にとろみをつける時と同量のとろみ調整食品でしっかりとろみがつきます。
とろみがついていないからといって、とろみ調整食品の分量を追加してしまうとダマの原因となります。
(どうしても、とろみを追加したい場合は、別の容器に濃いめに作ったものを少しずつ加えて様子を見ます。)

▼とろみ調整食品を途中で追加した際に生じたダマの様子

「とろみ」つけすぎ注意!

とろみをつければOK!ではありません。召し上がる方によって適切なとろみの粘度は異なります。その方にあったとろみの強さが重要です。
とろみ調整食品を使用する際は、必ず専門の医師・歯科医師・管理栄養士・言語聴覚士等にご相談の上、正しくご使用ください。

とろみの強さは主に下記3段階に分かれています。

  薄いとろみ 中間のとろみ 濃いとろみ
ストローで飲むと 簡単に飲める 飲むのに抵抗がある 吸うことは困難
スプーンを傾けると すっと流れ落ちる とろとろと流れる 形状がある程度保たれ流れにくい
フォークですくうと 歯の間から素早く流れ落ちる 歯の間からゆっくりと流れ落ちる 歯の間から流れ落ちない
※日本摂食・嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類 2013参照

必要以上にとろみ調整食品を入れてしまうと粘度の高いとろみになります。
口や喉に張り付き、飲み込みにくくなるので注意が必要です。

おわりに

とろみ調整食品を使うことで、飲み込みやすくなり、安全な食事ができるようになります。
適切なとろみのつけ方をマスターして、より快適で楽しい食生活を目指しましょう。

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