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2021年12月08日

重曹・セスキ炭酸ソーダ・クエン酸を掃除に使うには?使い分け方や注意点も紹介!

はじめに

自然素材の洗剤としても注目されている重曹・セスキ炭酸ソーダ・クエン酸。耳にしたことはあるけれど、使い方がわからない人も多いのではないでしょうか。
ここでは3つをどのように使い分けたらよいのか、それぞれが得意とする掃除とその方法を説明します。注意点も紹介しますので、大切な家具や家電が傷つかないようしっかりチェックしましょう。

掃除に使える重曹・セスキ炭酸ソーダ・クエン酸って?

汚れには酸性・アルカリ性があります。掃除するときは、酸性の汚れにはアルカリ性の洗剤、アルカリ性の汚れには酸性の洗剤を用いて、中和させて落としやすくします。
重曹・セスキ炭酸ソーダ・クエン酸は、それぞれ酸性・アルカリ性に分かれていて、汚れの種類に応じて使い分けることができるのです。

重曹の特性

ごく弱いアルカリ性です。油汚れなど酸性の汚れを中和して落としやすくします。クレンザーよりも優しい研磨剤として、鍋の焦げ付きや茶渋汚れを落とすときにも使えます。汚れを落すだけではなく酸性のニオイとりにも使える洗剤です。

セスキ炭酸ソーダの特性

重曹よりも強いアルカリ性のセスキ炭酸ソーダ。酸性の汚れの中でも、ガスレンジ周りや換気扇などのベタベタした油や皮脂汚れに向いています。重曹よりも水に溶けやすいという特性があるため、つけ置き洗いやスプレーなどを作るときにも便利です。

クエン酸の特性

弱酸性で、水アカなどアルカリ性の汚れを落とすときに使えるクエン酸は、水回りのお掃除と除菌に向いています。アンモニア臭にも効果があるため、トイレ掃除にも便利です。粉のまま振りかけてこすり洗いをしたり、水に溶かしてクエン酸スプレーにしたりして使用します。

この汚れにはこれ!それぞれの得意なお掃除実例

重曹・セスキ炭酸ソーダ・クエン酸の特性がわかったら、それぞれの得意とする場所と実際どのように掃除すればよいのかを知っていきましょう。

重曹

鍋の焦げ付き
日常的な焦げの場合は、小さじ1杯くらいを直接振りかけて布などでこすって落とします。内側にこびりついた焦げは、水に重曹を入れて煮ていきます。水1リットルに対して大さじ4杯を入れて、弱火で加熱。沸騰したら10分ほど煮て火を止めて冷まします。そのまま放置してぬるま湯くらいになったら湯を捨てて、タワシなどでこすり落とします。

茶渋
ぬるま湯でぬらしたスポンジに重曹の粉をふりかけて、茶渋をこすり落とします。

電子レンジ
耐熱容器に水200mlと重曹大さじ1と入れて、フタをせずに電子レンジにかけます。500~600wで5分ほど。そのまま扉を開けずに10分以上蒸らしてから、庫内を拭き掃除します。重曹水がぬるくなっていたら、そこに布巾を浸して絞って拭きましょう。最後に水拭きで重曹をしっかり拭きとって終了です。

シンク
油汚れがついているシンクには、全体に重曹を振りかけて濡れたスポンジで円を描くように拭き、水で流します。重曹を含んだ水が排水口を流れることで、排水口内の汚れも分解してくれます。

網戸
ぬるま湯を含ませたスポンジに重曹の粉をふりかけて拭いていきます。油汚れのついた網戸も落としやすくなります。

窓サッシ
汚れの部分に重曹を振りかけて、そこに少量の水をスプレーします。少しペースト状になったら雑巾などで拭いていきます。

その他、重曹はペースト状にしてタイルの目地の掃除や、粉末を振りかけてカーペットのニオイとり、粉末を小瓶に入れてシューズボックスの消臭などにも使えます。

セスキ炭酸ソーダ

換気扇、ガスコンロの五徳
2~3リットルほどのぬるま湯にセスキ炭酸ソーダを大さじ1杯ほど入れてよく混ぜます。換気扇の羽やガスコンロの五徳など水に入れても問題ない部品を、その中に入れて10分ほどつけておきます。その後、スポンジで汚れをこすり落としましょう。

キッチンの照明
ホコリと油でべったりしているキッチン照明の傘は、油汚れに強いセスキ炭酸ソーダに頼りましょう。水にセスキ炭酸ソーダを溶かしたものを布に含ませて拭き取ります。その後、よく絞った布で水拭きをしましょう。

洗濯槽
洗濯槽の汚れが気になるときは、セスキ炭酸ソーダでつけ置き洗いをします。洗濯機の電源を入れてぬるま湯を高水位まで入れ、セスキ炭酸ソーダを投入します。水30Lに対して、セスキは大さじ1杯ほどが目安。5分ほど「洗い」で回して、排水せずに数時間つけ置きします。汚れが浮かんでいたら網などですくって排水。通常運転をして汚れが上がってこないか確認して、汚れが出てこなくなれば終了です。

血液の付いた服や下着
スプレー容器にセスキ炭酸ソーダを小さじ1~2杯と水500ml入れて溶かします。重ねたティッシュの上に汚れた布を置き、血液汚れにたっぷりスプレーします。丸めたティッシュで血液汚れの部分を叩きます。これを何度が繰り返してあとは普通に洗濯しましょう。

その他、セスキ炭酸ソーダスプレーは襟元の皮脂汚れにも使えます。また、ドアノブなど指紋や手あかがついているところにスプレーして、その後水拭きするスプレー掃除もきれいになりますよ。食洗機の汚れが気になるときにも使えます。

クエン酸

蛇口、シンクの水アカ
クエン酸スプレーが便利です。スプレーボトルに水200mlとクエン酸小さじ1杯を入れて、フタをしてよく振ります。水アカのある部分にまんべんなくスプレーをしてスポンジでこすり洗いをし、最後にお湯で流します。

食洗機食洗機の庫内の汚れが気になるときもクエン酸が使えます。何も入っていない食洗機に大さじ4杯ほどのクエン酸の粉末を入れて運転させます。

電気ポット
電気ポットの中の水アカが気になるときは、クエン酸を入れて沸かしましょう。満水の中に大さじ4杯ほどのクエン酸を入れて沸かし、そのまま1時間ほど保温します。お湯を捨ててよくすすぎます。

その他、クエン酸スプレーはお風呂場の湯桶やバスチェアなどの水アカ落としや、トイレの床や壁の掃除にも使えます。クッションやカーテンの消臭スプレーとしてもお使いいただけます。

重曹・セスキ炭酸ソーダ・クエン酸を使う時の注意点

便利な重曹・セスキ炭酸ソーダ・クエン酸ですが、使用上の注意点もあります。
家具や家電、便器などに使用するときは、説明書などに載っている禁止事項に触れていないか必ずチェックしましょう。カーテンにスプレーしたり、家具を拭いたりするときは、変色する可能性もあります。目立たたないところで試してから使用してください。
また、場合によっては有害なガスが発生することもあるので、以下の注意点をしっかり確認しましょう。

重曹の注意点

・木が変色したり、ワックスを剥がしたりすることがあるので、床掃除の際は注意が必要です。特に無垢の床はシミになってしまうことも。初めて使うときは目立たないところで試して、少し時間が置いてからの変化も確認しましょう。

・「アルミ」や「銅」は黒く変色する恐れがあります。アルミ製の鍋の焦げ付き落としや銅製品の掃除には使わないようにしましょう。

・クレンザーに比べると優しい研磨剤ですが、キズがつきやすいものには向きません。こすり落としをする際もキズがつかないかチェックしながら行いましょう。

・溶けやすい素材ではないため洗濯槽のつけ置き掃除に使用すると、詰まってしまう可能性もあります。使用する場合は洗濯機の使用上の注意をしっかり読み、頻繁に使用するのは避けましょう。

セスキ炭酸ソーダの注意点

・重曹同様にアルカリ性に弱い天然素材には使えません。畳・白木・天然石・アルミ・銅の掃除には使用しないでください。シミができたり、変色したりする可能性があります。

クエン酸の注意点

・酸性や塩素系の洗剤と混ぜると有毒ガスが発生します。お風呂のカビ取りやトイレ掃除に使われる「塩素系漂白剤」と混ざってしまうと危ないので、決して一緒に使わないようにしましょう。

・鉄・セメント・大理石に使用すると、錆びたり痛んだりするため使用を避けましょう。

どの洗剤でも使用時は手荒れ防止のため、ゴム手袋などをしましょう。

おわりに

研磨作用があって油汚れに有効な重曹、水に溶けやすく洗濯にも使えてベタベタ油に強いセスキ炭酸ソーダ、水周り全般の汚れに頼れるクエン酸とそれぞれ特性のある3つ。使い分けや注意点に気をつけながら、上手に使って日々のお掃除から年末の大掃除まで、家の中まるごときれいにしたいですね。

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※動画で使用している商品は撮影当時のものです。リニューアルや廃番になっている場合もございます。ご了承ください。

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