お役立ち情報

2021年08月25日

疲れ目とは違う眼精疲労ってどんな症状?すぐにできる対策も紹介

はじめに

日常生活の中で目の疲れを感じることは少なくはないと思いますが、単なる「疲れ目」と「眼精疲労」は違うことをご存知でしょうか?ここでは眼精疲労とはどういった症状なのか、原因や対策とあわせて紹介していきます。

眼精疲労とは?

長時間パソコン作業をしたり、スマートフォンをずっと見ていたりすると目の疲れを感じる人も多いでしょう。そんな時、画面から視線を外して休んだり眠ったりすることで症状が治まる場合は「疲れ目」です。しかし、十分な休息を取っても目の疲れや痛みが治まらず不快感が続くことに加えて、体にも不調が現れる時があります。そのような状態を「眼精疲労」といいます。

眼精疲労の主な症状は次のようなものです。

目の症状

・目が重い、痛い、しょぼしょぼする
・まぶしく感じる
・目がかすむ、ぼやける
・目の乾きを感じる
・白目が充血する
・まぶたがピクピク痙攣する
・まばたきが増える

体に起こる症状

・倦怠感
・肩や首のこり
・頭痛
・吐き気やめまい

目と体の症状のほかに、やる気のなさやイライラなど心に現れる症状もあります。眼精疲労は疲れ目と違って自然には治りません。放っておくと不快な症状はいつまでも続いて、さらなる不調を招いていてしまいますので、原因を見つけて対策をしていきましょう。

眼精疲労の原因

眼精疲労の原因はさまざまあり、いくつかの要因が重なって起きている場合もあります。

原因1 目の使い過ぎ

目の使い過ぎは眼精疲労の原因になると考えられています。目の周りには眼球やまぶたを動かす筋肉があり、頭を支える首や肩の筋肉とも連動しています。細かい作業を集中して行うとその目の周りの筋肉が緊張して目の疲れを感じたり、しょぼしょぼしたりします。さらに集中してまばたきが減ると目が乾燥して眼精疲労につながり、目の周りの筋肉が固まると首や肩の筋肉も固まって肩こりや頭痛も引き起こします。パソコンやスマートフォンの画面を近距離で長時間見続けた時も同様です。特に近年はそれらの機器の普及よりVDT症候群という病気を発症する人も増えています。

VDT症候群とは?

パソコンやスマートフォンなどのディスプレイを長時間見続けて作業することをVDT作業(Visual Display Terminals)といい、そのVDT作業によって目や体、心に影響が出ることをVDT症候群といいます。VDT症候群の症状の一つとして眼精疲労があり、目の症状とあわせて、肩こりや背中の痛みなどの全身にも疲労が現れます。それらが慢性的になると、イライラや不安感、気分の落ち込み、食欲減退など、心への影響も出始めると考えられています。パソコン作業を行うデスクの環境や姿勢も原因となるため、改善にはそれらの環境を整える必要があります。

原因2 目を使う時の環境

乾燥した部屋や、エアコンの風が当たる場所などでパソコン作業をしていると目が乾燥して眼精疲労の原因になります。パソコン画面に照明が映り込んでちらついたり、寝る前に薄暗い寝室で明るいスマートフォンの画面を見たりした時に感じる光の刺激も目を疲労させます。強い紫外線も眼精疲労を引き起こす原因の一つです。ハウスダストやたばこの煙が眼精疲労の原因になることもあります。

原因3 ストレス

精神的なストレスを抱えると、さまざまな体の働きを担う自律神経が乱れてしまいます。そうすると涙の量やまばたきが減少したり、筋肉が緊張したり、血流が滞ったりと体に影響を与えて、それが眼精疲労につながることがあります。

原因4 目の病気、体の病気

近視や乱視、老眼が進むと目のピントを合わせようと目の周りの筋肉が緊張して眼精疲労を引き起こすと言われています。眼球の表面が乾燥するドライアイや、緑内障、白内障など目の病気が眼精疲労の原因になっている場合もあります。目とは関係ない体の病気である脳神経疾患、高血圧、低血圧、糖尿病、自律神経失調症、更年期障害、風邪やインフルエンザなどでも眼精疲労の症状が出ることがあります。

原因5 眼鏡やコンタクトレンズが合っていない

長い間同じ眼鏡や同じ度数のコンタクトレンズを使っているといつの間にか視力と合わなくなっている場合も。度数の合わない眼鏡やコンタクトレンズを使い続けると見えづらさを調整するために目が疲労します。よく見ようと首が前に出て姿勢が悪くなることで、首や肩がこってしまう場合も。

すぐにできる目の疲労対策

では、どのように対策をしていけばいいでしょうか?目や体の病気から眼精疲労が引き起こされている場合もあるため、症状が重い時や長引く場合は病院を受診するようにしましょう。また長い間、眼鏡やコンタクトの度数を計っていない人は、眼科や眼鏡屋さんで検査をしてもらいましょう。それらを行った上で、次のような日々の生活の中でできる目の疲労対策を取り入れてみてください。

休憩をとる

パソコンでの作業をする時は、1時間に1回5~10分程度の休憩時間を挟みましょう。休憩中はスマートフォンなどを見ずに、遠くを見たり、目を閉じたりして目を休めます。立ち上がってストレッチをするのもおすすめです。オフィス内で行うのが難しい時はトイレに立ったり、コピーを取りに行ったり、座りっぱなしにならないようにしましょう。集中して画面を見ている時はまばたきも意識したいですね。1日の終わりに疲れを感じたらホットアイマスクや蒸しタオルで温めるなどして、目をリラックスさせるようにしましょう。

睡眠

眠っても回復しない眼精疲労ですが、予防には睡眠が重要になってきます。睡眠は日中に使った目を休める役目があり、眠っている最中は眼球の緊張が和らいでリラックスした状態になります。睡眠不足になるとその時間が削られて疲れが蓄積していってしまうのです。目の疲れを取るためにも、最低でも6~7時間は睡眠時間を設けましょう。

目の運動

眼球を動かす運動で目の周りの筋肉をほぐして、目をリラックスさせるのもいいでしょう。顔は正面を向いたまま、両目を開いて、大きく時計回りに円を書くようにゆっくり眼球を動かします。2回行ったら次は反対回りに2回行い目を閉じます。閉じたまま上下に2回、左右に2回眼球をゆっくり動かします。一度休んだら、2、3回繰り返しましょう。

パソコン作業の環境を整える

長時間パソコン作業を行う人は、デスク環境を整えましょう。加湿器を置いたり、エアコンの風が直接顔に当たらないように座る位置や風向を変えたりして目の乾燥を防ぎます。部屋の照明は明るすぎず暗すぎないように設定して、ディスプレイの明るさと部屋の明るさを同じくらいにします。太陽光が入らないようにカーテンやブラインドは閉じておきましょう。ディスプレイは顔から40cm以上離れるようにして、軽くあごを引いて自然に見える高さに設置。椅子には深く座り、床に足がつくように高さを調節します。これらの対策はVDT症候群の予防にもつながります。

コンタクトレンズを確認

コンタクトレンズは度数が合っていても、遠くを見るのに適したレンズで近くを見続けると眼精疲労につながります。コンタクトレンズを作る際に眼科の医師にパソコン作業などが多いことを相談して、使い方や種類を決めましょう。また長時間使用していると目が乾燥してドライアイの原因になることも。ドライアイは眼精疲労につながりますので、乾燥を感じたら外して眼鏡に代えるのもいいでしょう。

おわりに

仕事だけではなく日常生活の中でパソコン、スマートフォンは手放せないものになっています。目の疲れを感じたら休息を取って、体や心にまで影響を及ぼす眼精疲労にならないように対策をしていきたいですね。目以外の病気が隠れている場合もありますので、眼精疲労の症状が続く時は病院を受診しましょう。

関連商品

あわせて読まれている記事

  • コンタクトの不快感

    コンタクトの不快感

    瞳の呼吸を確保するために潤いは必須であり、乾いてしまうと酸欠になった瞳に酸素を運ぶために血管が伸び充血してしまいます。また、乾燥によって角膜がダメージを受けやすくなってしまいます。コンタクトレンズを外している間のアイケアも、ドライアイ予防のために重要です。

  • 健康な歯を保ちたい

    健康な歯を保ちたい

    虫歯の放置で細菌により神経まで破壊され、最終的には治療で歯を維持することが困難になり抜歯という結果になってしまいます。
    歯を失うことになってもインプラントによって歯を再建することができますが、自分の歯で生きていくことができればそれに越したことはありません。高額な治療費に加え口腔内の手術を伴うため絶対に安全とは言えませんし、施術後もインプラントの状態確認やメンテナンスなども必要になります。
    また、歯周病や噛み合わせの問題を放置することは肩こりや頭痛などの原因になったり、不眠や感染症、糖尿病にまでつながっています。
    歯科や口腔外科での治療が必要な状態になる前に、歯を失ってしまうようなことになる前に、日ごろのケアで「歯の健康」を保つことができる商品がたくさんあります。
    「歯の健康」のトラブルは重大な疾患を招く可能性があることを知り、日頃からオーラルケアをしっかりと行うように心がけることが大切です。

  • 口内炎

    口内炎

    口内炎といえばほっぺたの内側にできる痛い痛い白いものを思い浮かべますが、歯ぐきにできる「歯肉炎」、舌にできる「舌炎」、唇の端にできる「口角炎」などなど、口の周りにできる炎症の総称です。
    原因は様々ですが、最も多いのが原因がハッキリしていない「アフタ性口内炎」と呼ばれるものです。また、口の中を噛んでしまったり、入れ歯などが当たって傷んだものを「カタル性口内炎」と呼びます。治療には塗り薬や貼り薬、予防的に内服薬などを用いますが、口の中が痛くなるため食事に与える影響が大きく、素早い対処が必要になります。

  • 口臭

    口臭

    口臭の原因は様々ありますが、主に口の衛生環境と体内の原因物質が血流に乗って呼気中に出てくるものに大別されます。お口のエチケット程度であれば消臭剤などで対応すればいいが、口の場合は歯槽膿漏や虫歯が潜んでいる場合もあり治療が必要なケースもあります。内側からの臭いには胃や他の内臓の疾患が隠れている場合もあるため注意が必要。

  • 毛髪の悩みを解決したい

    毛髪の悩みを解決したい

    壮年性脱毛症には遺伝的要因によるものと環境的要因によるものがあります。リアップシリーズが有効なタイプは遺伝的要因によるもので、頭髪が薄くなってくる部位など効果が期待できる状態が限定されます。一方、環境的要因によって発生する脱毛に有効な医薬品は脱毛のパターンについて限定されず、主に毛根への栄養供給を促進することによって残っている毛髪を抜けにくくし、そして育てます。「発毛剤」(リアップシリーズ)と「育毛剤」の違いに注意が必要です。また、環境的要因の一つとして頭皮の衛生環境もあります。シャンプーを変えることによって頭皮の衛生環境を改善することで栄養や薬剤の浸透が格段に良くなることが期待されます。

  • 疲れ目

    疲れ目

    「疲れ目」と「眼精疲労」は別物です。休憩したり睡眠をとることで回復するのが「疲れ目」、これらが全く回復せず、肩こり・頭痛・吐き気などにエスカレートするのが「眼精疲労」です。目薬や内服などの他、温めたり冷やしたりしてリフレッシュし、早めに回復させましょう。

  • 目のかゆみ

    目のかゆみ

    目のかゆみはアレルギーによるもの(アレルギー性結膜炎)、感染症によるもの、ビタミンB2欠乏による荒れがあります。炎症を伴う場合は冷やすことでかゆみを軽減できることもあります。発熱や極端な充血を伴う場合は医師の指示を仰ぎましょう。

  • 頭痛

    頭痛

    ひとたび始まってしまうと仕事にもプライベートにも大きな影響を及ぼしかねない頭痛。
    痛みの程度も、場所も、痛みへの耐性も違いますし個人差もあります。しかも見えない痛みなのも厄介です。
    また、一言に頭痛といっても様々な症状がありますが、大きく分けて片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛の3種に分類できます。
    このうち片頭痛と群発頭痛は通常の痛み止めでは対処が難しいため医師の診察と投薬が必要になります。
    また、吐き気や意識障害を伴う激しい頭痛は脳血管に何らかの問題が発生している可能性もあるため、必要に応じて救急車を呼ぶことも考える必要があります。
    市販の痛み止めや漢方薬などで対応できるもののほとんどは緊張型頭痛で、目や肩・首の筋肉の疲れ・緊張が主な原因です。
    一般用医薬品には非常に多くの頭痛薬が存在しますが、成分や目的に応じて鎮痛成分一つだけだったり鎮痛補助成分を一緒に配合していたりと処方内容が大きく違います。
    鎮痛補助成分が配合されていると頭痛に対しては効果的ですが眠気などの副作用が多くなったり、頭痛以外の痛み(例えば腰痛など)に使う際には補助成分は余計なものになってしまいます。
    また、解熱鎮痛成分は肝臓や腎臓への負荷も小さくなく、年齢によって使用できる成分の種類や量が細かく定められています。
    いつ、誰が、どんな目的で使うのかを考えて薬を選ぶようにしましょう。

  • 頭皮の悩み・症状

    頭皮の悩み・症状

    かゆみ、フケ、湿疹、やたら脂っぽい、なんだか臭う…頭皮の悩みは意外と少なくありません。しかも自分では直接見ることができないうえに、毛髪により触って状況を確かめることも簡単ではありません。 症状は様々ですが原因はそれほど多くはなく、頭皮の乾燥や過剰な皮脂分泌、それに伴う頭皮の細菌バランスの崩れ、シャンプーや毛染めなどの化学物質との接触による炎症などです。 この中でも細菌のバランスの崩れは厄介で、頭皮にもともと存在してる菌が大量の皮脂で増殖しすぎると「脂漏性湿疹」という疾患になり、程度によっては医療機関で抗真菌薬のローションなどで治療する必要が出てきます。

[関連カテゴリー]

ページトップへ