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2020年05月31日

夏だからこそ!冷え対策に気を配ろう

はじめに

近頃の夏は猛暑続き。日々の生活に冷房は欠かせませんが、人工的な冷気にさらされていると、体の不調を覚える人も少なくないようです。ここでは夏ならではの冷えの問題について考えてみましょう。

冷房が不調を招く原因に?

熱中症予防の観点からも、適度に冷房を使うことは大切です。ただ、あまり室温と外気温の差が激しいと、人間の体はそのギャップについていけなくなるといわれています。元来、人間は体の機能を一定に保つ自動調整システムを持っています。暑ければ血管を拡張させて熱を逃がしますし、寒ければ血管を収縮させて熱を止めておくのです。こうした優れたシステムを駆使して、人間は季節を問わず36℃前後の平熱をキープしているのです。
とはいえ、さすがに機械ほどの精密なコントロールは望めません。この調整システムを司る自律神経は、5℃以上の急激な気温変化で、上手に体をコントロールできなくなってしまいます。極度に冷えた室内と猛暑の屋外を行き来していると、頭痛が起きたりするのはそのためです。もちろん、冷気に長く当たりすぎて、具合が悪くなることもあります。冷房がもたらす数々の不調は、「冷房病」「クーラー病」とも呼ばれています。

冷えのサインは多種多様

医学的に定義された“病気”ではないものの、冷房による不調はさまざまです。手足が冷たい、疲れが抜けない、頭や腰が痛むなど、体質や環境によって異なる症状が現れます。一見、冷えとは関係なさそうな症状もあるので、夏場に「調子が悪いな」と感じたら、冷房の影響を疑ってみてください。

冷房による不調の例

手足の冷え、しびれ、むくみ、倦怠感、疲労感、頭痛、肩こり、腰痛、生理痛、月経不順、下痢、便秘、食欲不振、不眠、微熱、めまい、ほてり、肌荒れなど

冷えすぎ防止のためにできること

冷えを甘く見て不調を放置していると、大きな病気につながることもあります。暑い時期には熱中症対策をしつつ、冷えにも気を付けましょう。

室温は外気温-5℃以内に

自律神経に負荷をかけないためにも、冷房の設定温度は外気温-5℃以内にするのが基本。目安としては25~28℃です。また、冷房ではなくエアコンの除湿機能を積極的に使う、朝晩は扇風機に切り換えるなど、冷房に頼りすぎないようにすることも重要です。

ストールや靴下を手近に常備

オフィスやスーパー、公共交通機関などの冷房は、自分に合った設定温度にするわけにはいきません。ストール、厚手の靴下、レッグウォーマー、ひざ掛け、腹巻などを用意しておけば、寒さに震えることも少なくなります。
特に気を付けたいのは足元の防寒。足は心臓から遠く、血のめぐりが悪くなりがちです。さらに冷気は下の方にたまるので、何かと冷えやすい部位といえます。素足にサンダルといったスタイルは、なるべく避けた方が無難です。

体を温める食材を摂る

夏は冷やし中華やかき氷など、ひんやりしたメニューが多くなります。暑いからといって、冷たいものばかり飲み食いしていると、体が内側からも冷えてしまいます。ショウガ、ニンニク、ネギ類、根菜、唐辛子などには、体を温める力があるので、冷えが気になるときは積極的に摂りましょう。

軽い運動で血流を促進

ウォーキング、スイミング、ランニングなどの有酸素運動は、冷えの解消には効果的です。軽く汗をかく程度の運動でも血のめぐりがよくなるので、体の末端まで温まります。

湯船に浸かって汗をかく

夏でもシャワーですませるのではなく、ぬるめのお湯にゆったり浸かるのがおすすめです。体が芯から温まりますし、リラックス効果も期待できます。

ストレスをため込まない

過度のストレスも自律神経の乱れを招きます。くつろぎの時間を持ち、暴飲暴食を避け、睡眠もしっかり取ってください。

おわりに

冬も室内外の気温差は激しくなりますが、もともと厚着をしているので、体は急激な温度変化をさほど感じずにすんでいます。薄着で気温の影響をダイレクトに受ける夏こそ、思わぬ冷えに気を付けたいものです。

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