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2019年04月24日

こむら返りの対処法。急な激痛をどうかわす?

はじめに

突然、運動中や睡眠中に足がつり、動けなくなって大あわて。

そんな「こむら返り」の経験は、誰もが持っていることでしょう。
大抵はほんの数分で治まりますが、特に運転中や水泳中に起きると、重大な危険にさらされることにもなりかねません。

ここではこむら返りの原因をチェックし、予防法などを探ってみましょう。

足の疲労や冷えは大敵!

「こむら」とはふくらはぎのこと。

このふくらはぎを中心に、足の指や土踏まずの筋が急に突っ張る現象を、俗に「こむら返り」と呼んでいます。医学的には「有痛性筋痙攣」や「筋クランプ」などと称しますが、実は発生のメカニズムはよくわかっていません。

ただ、筋肉は体内のミネラルバランスなどが取れていてこそ、きちんと伸び縮みします。ところが汗をかいてミネラルが失われたり、体が冷えて血行が悪くなったり、疲労物質がたまったりすると、筋肉の制御機能が狂うことがあるのです。その結果、筋肉が誤作動を起こし、こむら返りにつながると考えられています。

こむら返りは特に中高年層に多く見られるトラブルです。人間は年齢を重ねると筋肉量が減り、血行も悪くなりがちです。さらに疲労もたまりやすくなるため、こむら返りのリスクが高まってしまうのです。

また、妊娠中の女性も、「ミネラルバランスが崩れる」「腹部が下半身を圧迫して血行が悪くなる」「体重増加で足に負担がかかる」といった理由で、こむら返りを起こしやすいといわれています。

【原因】
  筋肉疲労、水分不足、ミネラル不足、足の末梢の血流障害、神経障害 など

【こむら返りを起こしやすい人】
 中高年層、妊婦 など

ちなみに通常のこむら返りなら、医療機関での治療は必要ありません。とはいえ、あまり頻繁に起こる場合は、糖尿病や肝硬変など、別の疾患が潜んでいることも考えられます。おかしいなと感じたら、早めに受診してください。

急なこむら返りは、どうやって対処する?

こむら返りの発生は突然です。特に睡眠中に起こると、眠気と痛みで早く治したいと焦るでしょう。それでも症状としては筋肉が収縮しているだけなので、落ち着いてこわばりをほぐすことが大切です。

○膝を伸ばしたまま座り、つった方の足の爪先をつかんで、ゆっくりと手前に引っ張る。

○アキレス腱を伸ばす要領で足を前後に開き、つった方のふくらはぎをゆっくりと伸ばす。壁に両手をついて行ってもよい。

○ふくらはぎ全体をほぐすようにやさしくマッサージする。

○患部をお湯や蒸しタオルなどで温める。

また、漢方薬の芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)には、筋肉の収縮を抑える働きがあります。こむら返りが起きやすい人は、こちらを常備しておくのもひとつの手です。

予防のためにできること

すぐに治まるものとはいえ、こむら返りの激痛は息が詰まるほど。生活習慣を改めると予防につながったりもするので、日常生活を見つめ直してみてください。

水分・ミネラルをこまめに補給

汗をかくとミネラルが失われ、こむら返りが起きやすくなるのは前述の通りです。スポーツドリンクなどを飲み、水分・ミネラルを補給しましょう。また、夜中にこむら返りが起こりやすい人は、就寝前にも飲んでおくこと。人間は睡眠中にもコップ1~2杯分の汗をかくので、知らぬ間に脱水気味になっていることがままあります。

体を冷やさない

冷えは筋肉を収縮させてしまいます。夏でも「素足は避ける」「パジャマは長ズボンタイプを選ぶ」「ひざ掛けを常備する」「使い捨てカイロを活用する」などしてください。

湯船に浸かる

入浴時はシャワーだけですませるのではなく、湯船に浸かって体を温めましょう。湯上りにふくらはぎをやさしくマッサージするのも効果的です。

空いた時間でストレッチや屈伸を

仕事で座りっぱなし、立ちっぱなしという人も少なくないのでは。休憩時間などにふくらはぎを伸ばしたり、適度に屈伸運動をしたりしておくと、こむら返り防止に役立ちます。

栄養バランスに気を配る

健康な体をつくるのは日々の食事です。筋肉の動きに関係が深いカルシウムやマグネシウム、疲労回復を促すタウリンやビタミンB1、クエン酸などを積極的に摂りましょう。

・カルシウム…乳製品、大豆製品、魚介類などに含有

・マグネシウム…海藻類、そば、ごまなどに含有

・タウリン…カキ、イカ、タコなどに含有

・ビタミンB1…豚肉、うなぎなどに含有

・クエン酸…レモン、梅干、酢などに含有

重い掛け布団を使わない

重い掛け布団をかけて仰向けに寝ると、その重みで足首が伸ばされた状態になります。するとふくらはぎの筋肉が縮んだままになり、収縮のバランスが崩れてこむら返りを誘発しやすくなるのです。横向きで寝たり、軽い布団に替えてみたりしてください。

ハイヒールなどの着用を控える

足に負担がかかる靴は筋肉疲労を招きます。ハイヒールなどを長時間履くのは控えめに。

おわりに

夜中にこむら返りが続いたりすると、睡眠障害が出てしまうこともあります。一過性だからと軽視せず、ミネラルバランスなどに気を配るようにしてください。

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