お役立ち情報

2017年08月07日

寝冷えは子どもだけのものじゃない!大人もしっかりと予防と対策を!

はじめに

寝冷えとは、主に夏、眠っている間に体を冷やして体調を崩してしまうことです。汗っかきで寝相の悪い子どもや赤ちゃんに使われることの多い言葉ですが、実は大人でも油断すると、寝冷えをしてしまいます。

冷えは万病のもと…という諺があるわけではありませんが、寝冷えを防いで快適に眠り、元気に夏を乗り切りましょう!

子どもだけじゃない! 大人も寝冷えするのはなぜ?

どうして大人も寝冷えするの?

子どものほうが大人よりも寝冷えしやすいことは確かです。理由の一つは、子どもが大人よりも体温が高く、多く汗をかくため。次に、自律神経が未発達のため体温調節できる範囲が狭いためです。

これは昔から知られたことでしたが、実は現代では、大人も寝冷えのリスクが高まっているのです。

原因の一つはエアコンの普及による部屋の冷やし過ぎです。もう一つは、ストレス・睡眠不足・運動不足・食生活といった生活習慣が原因で、自律神経の働きが低下しているためです。こうなると大人でも体温調節がうまくいかなくなっていきます。

寝冷えを起こすのは、明け方に多い

人は寝ている間に一晩でコップ1杯の汗をかくといわれています。それが夏になると、外気温の影響で就寝中の発汗量は必然的に増えます。多い人では一晩に1リットルもの汗をかくことがあるそうです。

寝入りばなに汗をかきやすいのは、就寝前に高くなった深部体温(体の中心部分の体温のこと)を低下させるためです。深部体温が下がることによりスムーズな眠りが促され、体全体が十分に休息することができます。体温は、就寝すると急激に低下し始め4時間ほどでもっとも下がります。外気温がもっとも低くなる時間帯に低体温の状態にあるため、大人でも寝冷えをひきおこしやすくなるのです。

実は怖い大人の寝冷え こんな不調を引き起こす

寝冷えの代表的な症状は、下痢や腹痛です。しかし体を冷やしてしまうことによる不調は、それだけにとどまりません。冷えを放置すると、さまざまな慢性的な体調不良につながる可能性があります。

冷えが原因と考えられる主な症状には、以下のようなものがあります。

① 腹痛・下痢

② 頭痛・発熱・咳・のどの痛み

③ 筋肉のこわばりによる肩こり・腰痛

④ 血流が滞ることによる関節痛・末端冷え症・手足のしびれ

⑤ (女性の場合)子宮を冷やすことによる生理痛・ホルモンバランスの崩れ・月経不順

⑥ 疲労感が抜けない

大人の寝冷えから身を守ろう! 寝冷えを防ぐコツ

たかが寝冷えとあなどっていると、いろいろな病気のリスクを高めてしまいます。

寝入りばなの環境と、就寝中の環境が、異なることが寝冷えの要因です。最近では、エアコンにも就寝中の温度を調整する機能がついていますが、家族それぞれに合わせたこまめな調節をすることはむずかしく、気がついたら予想以上に体が冷えてしまっていることもあります。また、睡眠中にエアコンをつけておくのが苦手な人や、エアコンが寝室にない場合もあります。そのため、就寝前と就寝中の「快適と感じる環境のギャップ」を少なくするための工夫を整えることが大切です。

今日から実行できる寝冷え予防法をご紹介しましょう。

寝るのは汗がひいてから

汗をかいたまま布団に入るのはやめましょう。また、夏場の入浴は、半身浴などで温めすぎず、就寝の2時間前までに済ませるようにしましょう。

寝ている間に水分も奪われるので、就寝前に徐々に体をクールダウンしてくれる効果のあるノンカフェインのお茶を1杯飲むのもおすすめです。

エアコンを上手に使おう

エアコンや扇風機のつけっぱなしは禁物!かといって、暑くてはなかなか寝付けませんよね。夏の夜の寝冷えをしない快適な室温は、27〜29℃。就寝の1時間前に25〜26℃程度で部屋を涼しくし、就寝時には温度を上げてタイマーを使用します。体温も気温ももっとも冷え込む明け方には、エアコンは切れている状態にしましょう。

冷感寝具を取り入れよう

保冷剤や冷感素材を使った枕カバーや敷きパットなどの寝具を使い、入眠時に室温を下げたのと同じ環境をつくることで、寝苦しさも和らげてくれるので効果的です。

薄着では寝ない

露出が多すぎる服は、就寝時の汗が乾く時に体の表面の熱を奪うことを防げず、冷えを招いてしまいます。吸湿性と通気性の良い、天然素材の長袖パジャマがおすすめです。

寝冷えになってしまったら! 寝冷えを早く直すコツ

寝冷えは、体の芯が冷えてしまったために引き起こされるので、何よりもまずは体を温めましょう。できれば体の内側・外側両方から冷えを取ることを心がけてください。

入浴・足湯

冷えでこわばった体をほぐし、基礎代謝を高めるために、ゆっくりと入浴しましょう。温浴効果のある入浴剤を使うのもオススメです。足湯だけでも体全体が温まります。

腹巻で体感をガード

就寝中、暑くて布団をはだけてしまってお腹が冷えてしまうことも。そんな時のために腹巻を着用すると効果的です。またキャミ+ショートパンツのような露出の多い服で寝ていたら、コットンのパジャマなどに着替えましょう。

体を温める食材を食べよう

体温が1℃上がると、免疫力は5〜6倍も高まると言われています。効果的な食事をとり、内側から体を温めましょう。

特に体を温める食材は、ショウガ、ニラ、ニンニク、ピーナッツ、ねぎ、根菜類、こんにゃく、唐辛子などです。

おわりに

寝冷えは子どもだけでなく、大人も気をつけなければいけないのですね。寝冷えをしないためには、就寝時の環境を整えて体を冷やさないようにすること。そして、内側からも体を温めることで冷えにくい体を作ることが大事です。快調・快眠を維持するために、日頃から気をつけていきましょう。

あわせて読まれている記事

  • かぜの症状をやわらげたい

    かぜの症状をやわらげたい

    本来感冒症状(風邪)は、しっかり栄養をとってゆっくり休んで治すものであり、薬はその間の症状を緩和するための補助的なものに過ぎません。薬の得意分野も様々ですので、症状と体質・生活習慣に合った薬を選びましょう。栄養ドリンクや補水液を併用するのも効果的です。

  • せき・たん

    せき・たん

    咳は非常に厄介な症状ですが、体の防衛反応でもあるため安易に薬を飲んで止めるのもよくありません。
    しかし激しい咳はそれだけで体力を消耗し睡眠にも大きな影響を及ぼします。これが長期化することで更に体調を悪化させてしまったり、持病を悪化させてしまうことにも繋がりかねません。
    安易に薬を使うべきではないのですが、睡眠をしっかりと取れるくらいにはコントロールできた方が短期間で回復できることもあります。
    ところが、防衛反応のひとつである咳やたんを薬で完全に制御することは非常に難しく、薬も「少し楽になるくらい」のものと捉えたほうがいいでしょう。
    効かないからといって量を増やしたり複数の種類の薬を併用することは避けてください。
    2週間を超える長い咳は風邪の延長ではなく、マイコプラズマ肺炎や気管支炎などの疾患が隠れている可能性があります。
    色のある「たん」が多い、発熱も伴っているなど、ただの咳ではない兆候がある場合は早めに医療機関を受診しましょう。

  • 鼻炎

    鼻炎

    鼻炎は蓄膿症などに代表される継続した症状が特徴の慢性鼻炎、感冒(風邪)の時などに一時的に発生する急性鼻炎、花粉症などアレルギー物質に対する反応として発生するアレルギー性鼻炎に分けられます。症状に適した薬を選ぶことで副作用を抑えつつ効果的に使用することが可能になります。状況にあった薬を選びましょう。

  •  熱中症を予防したい

    熱中症を予防したい

    熱中症とは、高温環境下で、体内の水分や塩分(ナトリウム)などのバランスが崩れたり、体内の調整機能がうまく働かないことによる障害のことをいいます。近年、家庭で発生する高齢者の熱中症が増えており、高齢者では住宅での発生が半数を超えています。熱中症を予防するには「水分補給」と「暑さを避けること」が大切です。一度に摂取するのではなく、こまめな水分・塩分(ナトリウムなどのミネラル)の補給を心がけましょう。

  • 使い捨てマスクランキング2019!

    使い捨てマスクランキング2019!

    今やマスクの用途はカゼ・花粉対策だけではありません。
    防寒や乾燥予防、妊娠中、すっぴん隠し、おしゃれ用など目的は多様化し、季節を問わず着用されているのを見かけます。
    『使い捨て』ということもあり価格で選ばれる方が多い傾向にありますが、肌にやさしいもの、より新しい機能を取り入れたもの、ビジュアル面に力を入れたものなどさまざまな商品がしのぎを削っています。
    こちらの特集では2018年~2019年度の使い捨てマスクを様々な面からランキング付けしていきます。是非マスク選びの参考にしてください。

  • 花粉症をラクにしたい

    花粉症をラクにしたい

    花粉症の代表的な原因としてスギ花粉があげられます。ここ数年は少ない年でも人間の感受性の上限ほどの量が飛散しており、量が多い少ないというのは症状の重さとは関係なくなってきています。
    花粉症は早期からの準備によってその症状をかなり軽減することができます。症状が出る前からの準備として、内服・点眼・点鼻薬を1月下旬から始めておくと効果的と言われています。症状が出始めたらお薬は継続しつつ、マスクやゴーグルなどで物理的に花粉の侵入を防ぎましょう。

  • 虫よけを効果的に使いたい

    虫よけを効果的に使いたい

    気温が高くなると増えてくる、不快な害虫たち。蚊に刺されると強烈なかゆみと腫れに襲われますが、それだけにとどまらず、病原体を運んできてしまうことがあります。近年、そういった事例も増えており、その被害も無視できなくなってきたため、効果の高い虫よけの開発が急ピッチで進められてきました。2017年もマダニによって媒介される『ダニ媒介脳炎』によって死者が出ています。虫よけをうまく活用し、自分自身を害虫から守りましょう。
    虫よけには様々なタイプがありますが、ムラなく塗り広げること、こまめに塗りなおすことが重要なポイントです。

  • 衣替えのコツが知りたい

    衣替えのコツが知りたい

    日本の四季に合わせるとそれぞれの季節に合った衣類を長期間保管する必要があり、衣替えというタイミングがやってきます。大切な衣類を長く愛用するためには長期保管中の虫食いや湿気対策など、しっかりとお手入れをすることが大切です。衣替えコツは、晴れて空気が乾燥した日に行うこと。湿気が多い日に行うと、カビの原因になることがあります。保管時のコツとして防虫剤の配置があります。防虫剤の成分は空気より重いので、上から下に広がることに留意して配置しましょう。

  • タバコをやめたい

    タバコをやめたい

    パッチとガムはタバコの代わりにニコチンを摂取することにより禁断症状を抑えて禁煙を補助します。禁煙開始時の1日のタバコの本数が少ない場合はガムのほうが禁煙に成功しやすいと言われています。ニコチンを補充するため、ガムやパッチを使用している間はタバコを吸うことはできません。
    市販のニコチン製剤を使う以外にも、健康保険の適用を受けることができる禁煙外来を使うこともできます。こちらは医師の指導・管理の下で内服薬なども使用してニコチン依存症を治療します。禁煙外来による治療はパッチやガムなどのニコチン置換療法よりも禁煙成功率が高く、どうしても禁煙に成功しない場合は医療機関で相談するようにしましょう。
    また、タバコを吸うことでかなりのビタミンCが破壊され、皮ふのシミやシワが増え肌色を悪くします。

  • 健康診断の数値が気になる

    健康診断の数値が気になる

    現在の身体の状態を把握し、生活習慣病の予防や早期発見のために、毎年の健康診断は欠かせません。
    生活習慣病は病状が進行して初めて症状がでるものがほとんどですので、定期的な検査によって自身の身体変化を認識し、予防する必要があります。早期であれば、偏った食事や運動不足などのライフスタイルを改善することで、病状が軽快する場合があります。
    検査数値をそのままにし、病状の悪化によって医師による治療が必要になってしまう前に、自分自身で気になる数値をコントロールしましょう。

  • 入浴剤を選びたい

    入浴剤を選びたい

    発汗作用のある入浴剤やリラクゼーション効果の高いアロマオイル配合タイプなど、心身ともに1日の疲れにおすすめの入浴剤をチョイス!

    長時間入浴すると皮脂がはがれ落ちて皮膚のバリア機能が低下してしまいます。ぬるめのお湯で10~20分程度の入浴がおすすめです。

  • 野菜不足が気になる

    野菜不足が気になる

    厚生労働省が提唱する「健康日本21」では、野菜は1日に350g以上とることを理想としています。野菜を摂るように意識していても、目標量を摂取することは難しく、慢性的に野菜不足の方が増えているのが現状です。野菜が足りていないと、ビタミンやミネラル、食物繊維の不足により体調不良や免疫力低下、生活習慣病を招くことがあります。この特集では栄養不足を補う、栄養素が豊富な健康食品を紹介します。足りない栄養素はこれらによって多少補うことが可能ですが、野菜を摂らなくていいわけではありません。できるだけ普段の食事から野菜の栄養素、食物繊維などを摂れるように野菜中心の生活を心がけましょう。

[関連カテゴリー]

ページトップへ