2017年06月19日
腰痛は日本人の約8割の方が1度は経験したことがあると言われています。慢性的な腰痛を理由に、痛みをかばう様な動作や姿勢を続けてしまうと、姿勢の悪化や脊柱の変形を起こしてしまう場合があります。また、腰痛の原因が外的なものばかりとは限りません。普段の姿勢が影響していることもあれば、内臓疾患が原因となることもあります。ちょっと腰が痛い程度…と思って軽く見てはいけません。
腰痛には骨や神経によるものなどがあり、様々な原因が考えられます。しかしそのほとんどは筋肉がなんらかの影響を及ぼして起こることが多いようです。
例えば、以下のような日常生活による腰部への負荷だと考えられます。
1)長時間のデスクワーク
2)立ちっぱなしの作業
3)長時間の車の運転
「長時間のデスクワーク」や「車の運転」は、同じ着座姿勢が続くため腰部に重心が集中します。そして姿勢を保とうと腰周りの筋肉が緊張し、 硬直することで痛みがあらわれるのです 。
1)重たい荷物を持つ
2)激しいスポーツ
上半身の力だけで重い荷物を持ち上げようとすると腰に力が集中し筋肉が硬直 したり、激しい運動で過剰な負担がかかったために腰の筋肉が損傷し痛みがあらわれます。
このように腰部の筋肉は、身体の構造的に負担が掛かりやすく緊張しやすいので、普段から姿勢や動作に注意が必要です。
日常生活に起因する腰痛であれば、ストレッチなど腰部のケアをすることで予防できます。ここでオススメのセルフエクササイズ・ストレッチを紹介しましょう。
1.筋トレ:腹直筋・腹斜筋・腹横筋
膝を曲げた状態で仰向けになって背中で床を押すように、お腹に力を入れます。
膝を曲げて行うことで脊柱にかかる負担を軽減することができます。腰痛があって、俗にいう腹筋運動が難しい方も、この運動方法ならば負担を少なく腹筋を鍛えることができます。
2.筋トレ:臀筋(でんきん)・骨盤底筋郡
膝を曲げた状態で仰向けになって腰を上げます。頭や肩、足の裏を床から離さないようにします。
骨盤周りのインナーマッスルを鍛えることができます。背筋に力が入りすぎないように注意しましょう。
3.臀筋ストレッチ
仰向けになって片膝を抱えて、頭側へゆっくり引きつけます。
可能な方は抱え込む反対側の足を伸ばした状態で行ってください。
4.臀部・腰部ストレッチ
仰向けになって頭側へ両膝を抱え込みます。膝に近づけるように頭を持ち上げ、身体を沈めます。息を吐きながらゆっくりと行います。
痛みがある方は上半身を起こさずに行いましょう。
5.ハムストリングス ストレッチ
膝を曲げた状態で仰向けになります。もう片方の膝を伸ばして上に上げます。その後足首を曲げます。
下肢の裏側のストレッチです。なるべく膝が曲がらないように行いましょう。
6.筋トレ:腹直筋
膝を曲げた状態で仰向けになります。その後へそを覗きこむように、両肩を持ち上げます。
俗にいう腹筋運動です。動作はゆっくりと行い、勢いをつけないように行います。
腰痛の原因として、もう一つ考えられることがあります。内臓疾患です。 内臓は腹部の空洞(腹腔)に収まっていますが、腹腔の大きさは正常な状態の内臓がぴったり収まる大きさです。ここがポイント。疾患の影響によって内臓が肥大すると、内部から腰が圧迫され、腰痛となって現れる場合があるのです。
では、内臓疾患を原因とする腰痛は、どのような症状となって現れるのでしょうか? 以下に主なものをあげてみます。
・ 激痛がない。
・ 背中が張ったような感覚。
・ 姿勢を変えても痛みが変わらない。
・ マッサージしたり温めたりしても痛みが変化しない。
これらの腰痛を引き起こす代表的な内臓疾患としては、以下が挙げられます。
・ 卵巣のう腫→激痛はなく、慢性的に軽い痛み。腰が張るような感覚。
・ 腎臓結石→慢性的な痛みが腰の片側だけに出る。
・ 膵臓疾患→腰椎1〜2番あたりに重い痛みがある。
(背骨の下から5つの骨が腰椎、1番~2番は、へそから肋骨のあたり)
内臓疾患を原因とする腰痛は、全体の数パーセントと言われています。しかし、中には命に関わるものもありますから、腰痛の原因がわからない場合などは内臓疾患が原因である可能性を考え、病院で受診するようにしましょう。
腰痛に悩んでいる方は、まずは簡単なセルフケアから始めてみてください。柔軟性は少しずつ改善されていきますので継続が大事ですよ。
それでも改善の見込みがない場合は、あらゆる可能性を考えてみることが大切です。腰痛を軽く見るのではなく、ご自身の健康に関心を持ち、充実した生活が続けられるように参考にしてみてください。
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むくみ
むくみ(浮腫)は血管の水分が血管外の細胞間に溢れ出して腫れる現象です。むくみは内臓疾患(心臓、肝臓、腎臓など)のサインであることも多いため、これらの可能性が疑われる場合には早期に医師の診察を受ける必要があります。
内臓疾患によらないむくみは水分・塩分の摂りすぎや長時間同じ姿勢でいることなどで発生します。医療用医薬品では主に利尿剤が使用されますが、一般用医薬品では漢方薬や強心剤、食品としてのお茶の利尿効果を利用するなどの対処になります。
カラダの疲れ
スポーツなどで体を動かしたときはもちろん、日々の仕事や家事、ストレスなどから生じるカラダの不調。睡眠や栄養をとり体を十分に休めれば治る症状ですが、忙しくそんな余裕もない方も多いはず。滋養強壮のお薬といっても即効性のあるもの、じっくり飲んで疲れにくいからだ作りをするものなどさまざま。自分にあった疲れ対策商品を利用して、回復の手助けをしてあげましょう。
打ち身・あざ
打ち身とは、物にぶつかったり叩かれたりなど強打することで筋肉が損傷を受けることを言います。この損傷が皮膚に近い部分で起こると、内出血が見えて青あざなどになります。主な症状は痛み・炎症・腫れなどで、一般的には余計な手は加えず安静にすることで治ります。痛みや腫れが強い場合は骨折している可能性もあるので注意が必要です。
痔疾(ぢ)対策
出血に痛み、悪化してくると外部に飛び出してくる(脱肛)など、痔というものはとにかく辛いものです。
しかも羞恥心が強く働くことから市販薬を買うことや肛門科の専門医を受診するハードルが高く悪化しやすいという特徴があります。
痔(ぢ)は日本人のおよそ3人に1人、特に20代30代に多くなっています。男性に多いイメージですが性差はほとんどないと言われており、決して特別な病気ではないのです。
対応が早ければ市販の座薬や軟膏、入浴の際の温熱療法などで比較的軽症で済むことも少なくありません。
その一方で、対応が遅れて悪化した場合には医療機関の受診が必須となり、状況によっては手術や入院を要することになってしまいます。
痔の悪化は痛みが非常に強く生活そのものに大きな影響を与えます。通販であれば顔を合わせずに市販の薬を購入し、躊躇なく初期対応に踏み出すことができます。
筋肉痛
筋肉痛は激しい運動などによって筋肉に過度の負荷がかかって破断した筋繊維が回復する際に現れます。運動の直後は筋肉が熱を持っているので冷やし、筋肉が回復期に入って痛み出したら温めて回復を促します。基本的に放置することで痛みも消失しますが、血行を促進させたりビタミンB1を摂取することで回復が早くなります。痛みが激しいときには内服の鎮痛剤を使うこともありますが、回復が遅れる傾向にあるため一般的には使用しません。
腰痛・肩痛・神経痛
腰痛や肩痛にはぎっくり腰をはじめとした急性の痛みと、冷えや長時間の緊張などが原因の慢性の痛みに分けられます。原則的に急性の痛みは冷やし、慢性の痛みは温めることで軽減できます。腫れなどの炎症は急性期の方が強いですが、急性・慢性ともに現れます。
急性の痛みに対しては発生直後は氷で冷やしたり、消炎鎮痛効果のある医薬品を使うことで症状が軽くなります。
一方、慢性の痛みは温熱療法や血行の改善、漢方薬などが治療・対策のメインとなります。
神経痛は通常保護されているはずの神経が何かに触れることでしびれや痛みを発するもので、その代表的なものがヘルニアです。神経痛は露出して傷んでしまった神経を修復しつつ、再発させないためにサポーターで補強するなどの対策が必要になります。
関節痛
関節痛には主に「変形性関節症」と「関節リウマチ」がありますが、このページでは変形性関節症に起因する関節痛のみを取り上げます。
変形性関節症は加齢や無理な運動・負荷によって関節内の軟骨が摩耗することで変形し、その結果痛みを発します。擦り減ってしまった軟骨は通常元に戻らないため、症状が軽いうちからの対応と予防が重要です。また、体重がひざ関節に与える負担というものは非常に大きいものなので、ダイエットによる体重減少も大きく寄与します。
電子機器の使用による不調
原因不明の目の疲れや渇き、頭痛、肩こりなどに悩まされていませんか?
実はその症状はパソコンやスマホ、タブレットなどの画面(VDT:ビジュアル・ディスプレイ・ターミナル)を使った長時間の作業によりおこる、いわゆる『VDT症候群』かもしれません。
VDT症候群の症状は目の疲れや充血、渇きに始まり、その後悪化していくとひどい頭痛、肩こりなどを引き起こします。また、自律神経のバランスを崩し、肉体的にも精神的にも不安定になることがあるため、手遅れになる前の対策が必要です。
こちらではVDT症候群の症状を軽減する商品をご紹介いたします。
※VDT作業環境の整え方に関しては、厚生労働省の『新VDT作業ガイドライン』のポイントを参考にしてください。
タバコをやめたい
パッチとガムはタバコの代わりにニコチンを摂取することにより禁断症状を抑えて禁煙を補助します。禁煙開始時の1日のタバコの本数が少ない場合はガムのほうが禁煙に成功しやすいと言われています。ニコチンを補充するため、ガムやパッチを使用している間はタバコを吸うことはできません。
市販のニコチン製剤を使う以外にも、健康保険の適用を受けることができる禁煙外来を使うこともできます。こちらは医師の指導・管理の下で内服薬なども使用してニコチン依存症を治療します。禁煙外来による治療はパッチやガムなどのニコチン置換療法よりも禁煙成功率が高く、どうしても禁煙に成功しない場合は医療機関で相談するようにしましょう。
また、タバコを吸うことでかなりのビタミンCが破壊され、皮ふのシミやシワが増え肌色を悪くします。
健康診断の数値が気になる
現在の身体の状態を把握し、生活習慣病の予防や早期発見のために、毎年の健康診断は欠かせません。
生活習慣病は病状が進行して初めて症状がでるものがほとんどですので、定期的な検査によって自身の身体変化を認識し、予防する必要があります。早期であれば、偏った食事や運動不足などのライフスタイルを改善することで、病状が軽快する場合があります。
検査数値をそのままにし、病状の悪化によって医師による治療が必要になってしまう前に、自分自身で気になる数値をコントロールしましょう。
入浴剤を選びたい
発汗作用のある入浴剤やリラクゼーション効果の高いアロマオイル配合タイプなど、心身ともに1日の疲れにおすすめの入浴剤をチョイス!
長時間入浴すると皮脂がはがれ落ちて皮膚のバリア機能が低下してしまいます。ぬるめのお湯で10~20分程度の入浴がおすすめです。
野菜不足が気になる
厚生労働省が提唱する「健康日本21」では、野菜は1日に350g以上とることを理想としています。野菜を摂るように意識していても、目標量を摂取することは難しく、慢性的に野菜不足の方が増えているのが現状です。野菜が足りていないと、ビタミンやミネラル、食物繊維の不足により体調不良や免疫力低下、生活習慣病を招くことがあります。この特集では栄養不足を補う、栄養素が豊富な健康食品を紹介します。足りない栄養素はこれらによって多少補うことが可能ですが、野菜を摂らなくていいわけではありません。できるだけ普段の食事から野菜の栄養素、食物繊維などを摂れるように野菜中心の生活を心がけましょう。
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