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2017年04月07日

どれを選んでも同じ?酔い止めをしってきちんと選ぼう!

はじめに

乗物酔いの原因については諸説あり、その諸説そのものは正しいことが多いのですが明確に判明しているわけではありません。

平衡感覚を司っている三半規管が刺激を受けて乗り物酔いが発生するのは間違いないところですが、光や臭い、服装や食べたものなど要因は非常に多岐にわたります。

原因としてはっきりわかっている三半規管の刺激ですが、人間の体は視覚的に入ってくる情報などを頼りに「揺れ」を予測して全身が反応しています。

この予測と体の反応に矛盾が生じると「酔い」に繋がっていきます。 具体例をあげると車の助手席に乗っている時、連続するカーブなどでの左右の揺れ、急ハンドル、急ブレーキや急発進などの乱暴な運転により引き起こされます。 よく言われることですが運転者は酔いませんね。これは次に何が起こるのか一番よく分かっているからです。

もう一つ信憑性の高い原因として言われているのが自立神経が乱れて起こるケースです。 車内の匂いや空調、服のしめつけなどが相まって起こるのがこのタイプと言われています。 乗物酔いを意識するあまり、不安感から引き起こされてしまうというケースもあります。 乗物酔いの薬は主にこの二つの現象を予防・軽減することを目的に作られています。

薬の成分と効果

市販の乗物酔いに含まれている成分と作用です。乗り物酔いの傾向に合わせて考えることで、薬を選ぶときの参考になるかもしれません。

・クロルフェニラミン、ジフェンヒドラミン、プロメタジン、メクリジン、ジメンヒドリナート等

抗ヒスタミン成分と言われるものです。抗ヒスタミンというと昔から鼻炎薬として広く用いられていますが、めまいを抑える効果があることも分かっています。 また、鼻炎薬に副作用として知られている眠気も催すので、寝てしまうことで乗物酔いを回避することが期待できます。 この中でもジフェンヒドラミンは特に眠気が強いので、眠ってしまって移動の時間を楽しめないのは困るという場合には避けた方がいい成分と言えます。

・カフェイン、ジプロフィリン、アミノフィリン、テオフィリン

これらを総称して「キサンチン系薬剤」と言います。 カフェインが入っていることで想像がつきやすいのですが、中枢興奮作用を持っており、これによって揺れの矛盾から起こる感覚の混乱を抑え込み、めまいを軽減することができると考えられています。また、カフェインは眠気を覚ます効果があるので前述の抗ヒスタミン薬による眠気を軽減してくれる効果があります。 しかしカフェイン以外の成分は気管支拡張作用や強心作用があり、用法・用量は厳密に守る必要があります。 特にテオフィリンは他の薬との相互作用が非常に多く、あまりお勧めできる成分ではありません。 カフェインは多くの市販薬に配合されていることから過剰摂取になってしまうことがあるため、この点も十分に注意が必要です。

・スコポラミン

抗アセチルコリン成分と言われています。 中枢性の作用により感覚の混乱を抑える効果があるのはカフェインに似ていますが、自立神経が反射的に反応することを抑えて吐き気やめまいを軽減します。 吐気やめまいに対しては非常に優れた効果を有することから、乗物酔いの有効成分として中心的な役割を果たします。

・アミノ安息香酸エチル

胃粘膜の知覚神経を麻痺させることで反射性の嘔吐を防ぎます。胃腸薬にも配合されている吐気止めです。

・ブロモバレリル尿素、アリルイソプロピルアセチル尿素

難しい名前ですが、~尿素とついているものと思ってください。 鎮静成分として頭痛薬などにも配合されています。 中枢神経系の抑制作用により嘔吐やめまいを軽減します。また、鎮静作用により不安や緊張を取り除き経験からくる乗物酔いにも効果を期待できます。 催眠作用があり眠気を催すので注意が必要。

酔い止め薬の多くに「抗コリン作用」をもつ成分が配合されており、この作用が緑内障や前立腺肥大症などを悪化させるためこれらの疾患にかかっている方は市販の乗り物酔い薬は服用できません。

市販のお薬(年齢別)

年齢にあったお薬を選びましょう! ここでは、市販の乗り物酔い薬をご紹介します。

子ども用

子どもが飲みやすいように味や剤形を工夫している薬です。

トラベルミン・ジュニア 6錠 [第2類医薬品]

大人用のトラベルミンと同じ処方で、子ども用に少なく小さくしてあります。5歳から。 30分前服用。酔ってからでも服用できます。

トラベロップQQ G(ぶどう味) 8錠(2錠×4包) [第2類医薬品]

親しみやすいドラえもんのパッケージ。サイダー味もあり。5歳から。 30分前服用。ドロップタイプで時間がかかるので酔ってからの使用には不向きです。

センパア プチベリー 10錠 [第2類医薬品]

水なしでサッと飲めるイチゴ味の錠剤。同じ処方内容でドリンクもあり。3歳から。 30分前に服用。酔ってからでも服用できます。

アネロン「キャップ」 4カプセル [指定第2類医薬品]

子ども用で唯一胃粘膜を麻痺させて嘔吐を抑えるアリル安息香酸エチルを配合。総合力で勝ります。7歳から。 30分前服用。酔ってからでも服用できます。1日1回だけなので追加使用は不可。

エアミットサットF 12錠 [指定第2類医薬品]

アリルイソプロピルアセチル尿素配合で乗車前の不安感を除去し吐き気を予防します。フルーツミント味。5歳から。 30分前服用。追加使用可能。鎮静作用のため眠気も出ます。

大人用

成人(15歳以上)を対象とした薬です。

アネロン「ニスキャップ」 3カプセル [指定第2類医薬品]

眠気もあるが乗物酔いの各症状に対応できるリッチな処方。6カプセル入り、9カプセル入りもあり。 30分前服用。酔ってからでも服用できます。1日1回だけなので追加使用はできません。

トラベルミン 6錠 [第2類医薬品]

喘息もちの潜水艦乗員が抗ヒスタミン薬を飲んだら船酔いにならなくなったことから発見された伝統の処方。 30分前服用。酔ってからでも服用できます。ものすごく眠くなります。

トラベルミン1 3錠 [第2類医薬品]

メクリジン + スコポラミンという、効果を維持しつつ眠気も軽減するニクイ処方。 30分前服用。酔ってからでも服用できます。

ファミリー用

量を調節することで大人も子どもも飲める薬です。子どもの対象年齢は高めです。

マイトラベル錠15錠[第2類医薬品]

大人用のトラベルミンと同じ成分を使用していますが子どもも服用できるように量を調節してあります。
30分前服用。酔ってからでも。ものすごく眠くなります。

パンシロントラベルSP 12錠 [第2類医薬品]

メクリジンとスコポラミンという、効果の高さと眠気の少なさのバランスを考慮した製品。7歳から使えます。 30分前服用。酔ってからでも服用できます。

トラベルミンR 6錠 [第2類医薬品]

めまいを抑える成分としてジフェニドールを配合しているのが特徴。回るようなめまいが出やすい方におすすめです。11歳から。 30分前服用。酔ってからでも服用できます。

  • マイトラベル錠 15錠 [第2類医薬品]

    マイトラベル錠 15錠 [第2類医薬品]

    713(税込)

    マイトラベル錠は、自律神経系に働き、これらの刺激に対する内耳の感受性を低下させるとともに、嘔吐中枢の興奮を抑え、吐き気・めまいなどの乗りもの酔いによる症状を抑えます。

  • パンシロントラベルSP 12錠 [第2類医薬品]

    パンシロントラベルSP 12錠 [第2類医薬品]

    732(税込)

    3種類の有効成分の働きで、乗物酔いの予防や緩和にすぐれた効果があります。水なしでのめるチュアブル錠なので、乗車船前の忙しいときや、気分が悪くなったときでも、その場ですぐに服用できます。

  • トラベルミンR 6錠 [第2類医薬品]

    トラベルミンR 6錠 [第2類医薬品]

    894(税込)

    トラベルミンRは、眠気が比較的少なく、酔ってからでも効く成分を配合しています。バスや電車などで移動する間でも旅行を楽しんでいただけます。
    トラベルミンRは、11才以上のお子様から大人の方まで服用いただけます。

おわりに

薬以外にも乗り物酔い対策は様々ありますが、乗る位置や換気などの対策と薬を合わせることでより効果的になるかと思います。
状況に合った適切な薬を選んで楽しい旅行にしましょう。

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