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2017年02月24日

そのお腹の不調、もしかして過敏性腸症候群!?

はじめに

腸に異常はないのに、日常生活で不安や緊張を感じた時に突発的に腹痛を伴う下痢や便秘が起こり、排便すると痛みが軽くなる…という症状が続くことを、「過敏性腸症候群」といいます。しかしこれは腸の病気というよりも心身症のひとつといわれており、何らかのストレスで腸の働きが悪くなることで起きる症状のようです。では、日頃からどんなことを心がければ良いか、「過敏性腸症候群」のような不調が起きた時の対処法について解説します。

腸の不調に加え、頭痛や不眠まで!?

「過敏性腸症候群」のタイプは大きく3つに分けられます。

1.電車乗車中や長時間の会議中など、トイレに行きづらい状況やトイレのない状況下に置かれると、急激な腹痛&便意を伴い、1日3回以上、水のような便が排泄される下痢型です。下痢型は、便意が強いのに十分に排便できず残便感が残ることが多いです。

2.一週間近く便秘が続き、トイレに行ってはみたものの腹痛を伴ってなかなか排便できない、出てもコロコロしたウサギのフンのような便しか出てこないこともある便秘型。

3.お腹が張り、とても強い匂いのガスが出るガス型です。

一般的には下痢と便秘を繰り返す混合型が多いようです。また、これらの症状に加え、頭痛や不眠、不安感、吐き気や食欲不振を訴える方もいるようです。

腸の不調の原因は1にストレス、2に不摂生

ストレスの多い現代社会において「過敏性腸症候群」は、誰にでも起こる可能性があります。たとえば仕事が多忙で心身ともに疲れがたまっている時や睡眠不足、不規則な食生活によっても発症します。

では、なぜストレスと腸の不調に関係があるのでしょうか。

そもそも腸と脳には深い関係があるといわれています。脳がストレスを感じると腸に

異常信号を送り、下痢あるいは便秘の症状を起こすのです。

社会人生活において、通勤時の満員電車や仕事量のバランスなどは、個人では防ぎようがありません。だからこそ、自らが心地いいと感じる生活の質を保ち、ストレスに打ち勝つ力を身につける必要があるのです。

そのためには毎朝決まった時間に起床し、なるべく同じ時間に食事をとるなど、自分の体にあった生活のリズムを作ることが大事です。

早寝早起きをすることで十分な睡眠、心身の疲れをとり、朝の排便を時間をタップリとれるようにすることも大切です。便意がなくても、朝食後は必ずトイレに行くと良いとされています。

腸内環境の改良には、ストレスのコントロールが不可欠

それでも「過敏性腸症候群」になってしまったら、まずは腸の不調を整えましょう。

下痢型であれば、冷水や冷たいものはもちろん、乳製品など高脂肪の食事を避け、腸に刺激を与えない工夫をしましょう。

「過敏性腸症候群」の場合は、痙攣性便秘の可能性も考えられ、ゴボウなどの不溶性食物繊維は大腸の負担になるため逆効果です。便秘型・下痢型どちらにも有効な、水溶性植物繊維は、便を適度な硬さにしてくれるのでおすすめです。わかめ、もずくなどの海藻類や納豆などを積極的に摂るようにして、まずは自然なお通じの習慣を身につけましょう。

ガス型の場合、なるべく豆類や発酵しやすい食材を減らすことをこころがけましょう。

これらのことを心がけても効果が現れない場合は、下痢や便秘を改善する漢方薬や整腸剤などを使用したり、胃腸科や心療内科に相談することをオススメします。

そして痛みや不快感を取り去ることができたら、日常生活でリラックスできるように工夫しましょう。仕事を終えて家に帰ったら、読書やテレビ、好きな音楽を楽しんだり、入浴時は湯船に長めに浸かったり。たとえ短い時間でも、心と体を息抜きさせることが大事なのです。

ストレスは目に見えるものではありません。だから、どれだけ溜まっているのかも、解消できているのかも、明確化することは難しいでしょう。しかし、日常生活にメリハリをつけることで、コントロールすることはできるのではないでしょうか

おわりに

ストレスがつきものの日常生活においては、“自分の健康”や“自分の幸せ”がどうすれば保てるのか、その方法を見出すことが大切です。中でもストレス解消法は人によって違うもの。自分にあった解消法を探し出し、ストレスをコントロールすることが、過敏性腸症候群を防ぐことにもつながっていくのです。

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    季節性うつ病はその名の通り季節によって症状が出る「周期性」と言えるものがあります。
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    その症状の度合いによっては抗うつ剤の使用などの対応が必要なケースもありますが、基本的には生活習慣の注意によって症状の改善・軽減を図ることができます。
    しかし忙しい現代において生活習慣を変えるというのは簡単なことではありません。
    そこで季節性うつ病の治療の一環として、冷え性などの二次的な症状に漢方薬を使ってみるということから始めるのはいかがでしょうか。

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