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2021年07月01日

ストレスや食べ過ぎで胃が痛い時に!症状に合わせた胃薬の選び方

はじめに

不安なことがあると胃が急に痛んだり、食べ過ぎた次の日は胃がもたれて苦しかったり、日々の生活の負担は胃の不調として現れることがあります。身近になってしまっている人も多い「胃痛」。今回は胃痛が起こる原因と、症状に合った胃薬について学んでいきましょう。

胃痛を起こす原因とは

胃は食べ物を消化するために強力な酸を出しています。通常は粘膜に保護されているので、胃が傷つくことはありません。しかし、何らかの原因で胃の中のバランスが崩れると、胃酸が粘膜を攻撃し、胃痛という症状が現れます。胃の中を検査しても病気が見つからない場合、バランスを崩す原因として挙げられるのは、主にストレスと食生活です。

ストレスによる胃痛の症状・メカニズム

精神的なストレスを感じた時、胃がキリキリと痛んだ経験はありませんか?
これは胃の働きをコントロールしている自律神経がストレスによってバランスを崩し、胃酸を過剰に分泌したり、胃を守る胃粘膜の機能が低下したために起こっています。ストレスによる胃痛は主に空腹時に感じることが多いのも特徴です。
この時の胃は、粘膜が傷ついて炎症や潰瘍ができやすくなっている状態です。病気につながる可能性もあるので注意しなくてはなりません。

食生活が原因となる胃痛の症状・メカニズム

辛い物やアルコール、カフェインなど刺激物の多いものをたくさん摂ると、胃の粘膜が直接刺激されて胃痛を引き起こします。冷たい物や塩気の強い物、脂っこい物なども刺激の強い食べ物です。
また一度にたくさん食べてしまった食べ過ぎの状態は、消化が間に合わず、長い時間胃にとどまるため負担がかかりやすくなります。消化を促すために過剰分泌される胃酸によって、胃の粘膜への刺激も増加。胃痛や胃もたれの他、食道まで上がってくる胃酸によって胸やけを感じる場合も。胃が膨らむことでお腹が突っ張る痛みを感じる人もいます。

胃痛が続く場合は医療機関で検査を

頻繁に胃痛が起こる場合は、ピロリ菌などの感染症も疑われます。ピロリ菌は胃の粘膜に感染すると慢性胃炎や胃潰瘍から、胃がんにも発展すると考えられています。内視鏡検査などで発見できて除菌治療を行えますので、気になる時は医療機関に相談してみましょう。

胃薬の種類と症状別の選び方

胃痛を緩和したい時に服用する胃薬ですが、さまざまな種類が市販されていますよね。ここでは症状に合わせて選びたい薬の種類を紹介します。

胃痛・胸やけには

・H2ブロッカー
空腹時の胃酸分泌を抑える効果がある胃薬です。
胃酸分泌を抑えるといっても、食事の時に必要な分の胃酸を止めることはないので消化不良の心配はありません。ストレスや飲み過ぎ、食べ過ぎで胃酸が過剰分泌されている時、空腹時に胃が痛む際におすすめです。医療用医薬品として使用されているので、薬剤師の説明を受けてから購入できます。

・制酸剤
胃酸を化学的に中和するお薬です。胃の中で直接中和反応を起こして胃酸を弱めてくれるので、服用後の即効性が期待できます。

・胃粘膜修復成分
荒れた胃粘膜を直接バリアーしたり、胃の粘液の量を増やしたり、荒れて弱った胃粘膜を整えてくれます。制酸剤と同時に配合されているお薬が多いです。

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食後の胃もたれ、消化不良

・健胃剤
主に生薬が使われており、その香りや苦みなどが味覚神経を刺激し、唾液や胃液などを分泌させます。胃にも直接作用して胃酸の分泌を促し、働きを活発にします。

・消化酵素剤
消化酵素を含むお薬で、消化を直接促進させる働きがあります。たんぱく質や脂質の分解を促進させるので、脂っこい食事の後や食べ過ぎて胃もたれしている時におすすめです。糖尿病の薬が効きにくくなることがあるので、糖尿病の方は使用前に薬剤師に相談しましょう。

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食事に関係なく痛む、痙攣性の痛み

・鎮痛鎮痙剤
食事に関係なく胃がキリキリと痛む時は、ストレスや生活習慣の乱れから自律神経のバランスが崩れて、胃痙攣が起こっているかもしれません。自律神経は交感神経と副交感神経のバランスが保たれている状態が正常ですが、ストレスなどによって起こる胃痛は、副交感神経が優位に働いて胃の筋肉を過剰に収縮させてしまうことが原因になっている場合も。胃の副交感神経の働きを抑制して胃の痙攣を抑える鎮痛鎮痙剤で、胃痛を緩和できる可能性があります。

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症状がはっきりしないとき

・総合胃腸薬
「制酸薬」「健胃薬」「消化薬」「胃粘膜保護薬」などのうち、2つ以上を組み合わせてさまざまな胃腸の症状に幅広く対応できるようにした胃腸薬です。自分の症状がよくわからない時や、いろいろな症状が出ているけれど複数の薬を飲みたくない時におすすめです。
効果が穏やかなものが多いので、症状がはっきりしている場合はその症状に合った薬を選んだほうが良いでしょう。

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胃薬はどんな時に飲むべき?

胃痛の原因や種類がわかりましたが、どのような時に飲めば良いのでしょう。

食欲がない時

ストレスや心配事などがあると、胃の運動機能が低下します。すると食べ物を消化する力も弱くなり、食欲がなくなります。このような場合、胃粘膜修復成分や健胃剤を含んだ胃の粘膜を保護して胃の運動を促すような胃薬を飲むと良いでしょう 。

朝起きて吐き気がする

朝起きて吐き気がする原因の一つに、暴飲暴食やアルコール・刺激性食品の摂り過ぎによる胃粘膜の荒れがあります。また、寝ている間の空腹時に胃酸の分泌が過多になったり、胃の内容物が食べ過ぎによって寝ている間に消化されなかったりした場合にも吐き気を感じることが多いでしょう。
このような状態の時には、胃酸を中和させて消化を促し、胃粘膜にかかっている負担を軽くするのと同時に、傷ついた胃粘膜を修復してくれる、H2ブロッカーや消化酵素剤が入っている胃薬を飲む必要があります 。

食後にお腹が張る(膨満感がある)

お腹が張っている状態は2種類あります。一つは、お腹上部のみぞおちあたりが膨れた感じがする状態。もう一つは下腹部のへそまわりが張った感じがする状態です。
上部のみぞおちあたりが膨れるのは、食べ過ぎて胃に負担がかかっていることが原因です。この場合は胃の食べ物の分解を促して、消化された食べ物を十二指腸へ送る働きを助けるような消化酵素剤などを含む胃薬を飲むと良いでしょう 。
下部のへそまわりが張るのは、腸内で異常なガスが発生していることや便秘が原因です。この場合は整腸剤を服用すると改善します。

胃薬は商品によって飲むタイミングが異なります。薬の添付文書をよく読み、用量・用法を確認してご利用ください。

慢性的な胸やけは逆流性食道炎の可能性も

逆流性食道炎とは、酸性度の高い胃酸が食道に逆流して炎症が起きる病気です。胃には胃酸から守る粘膜がありますが、食道には胃酸を防御するすべがありません。そのため胃酸にさらされ続けた食道の粘膜には炎症が起きてしまうのです。
以前は胃の入口にある筋肉が弱った高齢者に多い病気でしたが、近年は年齢に関係なく起こっています。食べ過ぎやストレスから胃酸が増えたり、姿勢が悪く胃が圧迫されて胃液が逆流しやすいために起こっている場合もあります。
慢性的な胸やけをはじめ、酸っぱいものや苦いものがこみ上げてきたり、風邪でもないのにのどがずっとイガイガしたりするのも逆流性食道炎のサインです。不調が続く場合は医師に相談して検査をしましょう。

おわりに

日々のストレスや食生活の乱れから胃の不調を抱えている人も多いのではないでしょうか? 辛い胃痛は我慢せずに、用量用法を守って胃薬を利用しましょう。大きな病気のサインとして胃の不調が現れている場合もありますので、胃薬を服用しても改善しない場合や、症状が繰り返す時は医療機関の受診をお勧めします。

2021年7月1日更新
2013年12月1日作成

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