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虫よけを効果的に使いたい

気温が高くなると増えてくる、不快な害虫たち。蚊に刺されると強烈なかゆみと腫れに襲われますが、それだけにとどまらず、病原体を運んできてしまうことがあります。近年、そういった事例も増えており、その被害も無視できなくなってきたため、効果の高い虫よけの開発が急ピッチで進められてきました。2017年もマダニによって媒介される『ダニ媒介脳炎』によって死者が出ています。虫よけをうまく活用し、自分自身を害虫から守りましょう。
虫よけには様々なタイプがありますが、ムラなく塗り広げること、こまめに塗りなおすことが重要なポイントです。

医薬品の虫よけ

主成分である「ディート」は効果が高いですが、皮膚に対する刺激性が弱く、安全性の高い成分です。医薬部外品の虫よけはディートを10%までしか配合できませんが、医薬品の虫よけはさらに濃い濃度まで配合できます。2017年には最大濃度が12%から30%まで引き上げられ、海外の水準に近づきました。 効き目の強さと持続性はディートの濃度に比例しますので、虫よけ成分濃度が高い医薬品の方が優れた虫よけ効果があると言えます。
ディート剤は蚊だけでなくブヨやアブ、山ヒルやマダニにも効果があります。山ヒルに噛まれた時は無理に引きはがさず、ディート剤配合の虫よけをスプレーすると無理なく取ることができます。

★マダニ対策★

マダニは野山に生息しているため、登山やキャンプなどの際には特に注意しましょう。
マダニにはディートを含む虫よけが効果を発揮しますが、汗などで剥がれ落ちてしまうのでこまめに塗り直すことが大切です。
虫よけの使用は必須ですが、長袖・長ズボンの着用で肌の露出を抑えるようにし、極力肌が草木に触れないようにすることも重要です。

虫よけスプレー(エアゾールタイプ)

楽にまんべんなくスプレーできるのが特徴です。缶をよく振って、お肌から10~15cm離し、適量をスプレーしてください。虫よけ成分が皮膚にしっかり付着するよう、まんべんなく塗り広げるとさらに効果的です。顔や首筋に使うときは、手のひらに一度スプレーして、目や唇の近くを避け、ローションを塗る要領で肌につけます。

Q1.「服の上からOK」の虫よけは本当に大丈夫?

A.一般的な洋服に使うのであれば問題ありませんが、ディートを含む虫よけは、皮革製品、和装品、ストッキング等のポリウレタン配合衣類には変色のおそれがあるので使用しないでください。また、ウール、スパンコール、腕時計等のプラスチック製品にはかからないようにしてください。

虫よけスプレー(ノンガスタイプ)

手で塗り広げることでべたつきもなく、塗りむらなく広げることができます。こちらも顔や首筋などには直接スプレーせず、手で塗り広げてください。

Q2.虫よけ成分は人体には影響はないの?

A.ディートは、皮膚への刺激性が弱く、毒性もきわめて低いとされています。しかし、大量に吸い込んだり、誤飲してしまうと体に害が出る可能性があります。6か月未満の乳児は使用しないこと、12歳未満のお子様は保護者の指導監督の下での使用が義務づけられています。

虫よけグッズ

シールやリングにはハーブなどの虫が嫌がる香りを発することで虫をよせつけなくする効果があります。天然成分なので小さいお子様や、お肌の弱い方にオススメの虫よけ法です。

Q3.機内持ち込みOKな虫よけは?

A.エアゾールは手荷物としては持ち込めません。預け荷物としてはスーツケースの中に入れると持ち込むことができます。ノンガスタイプは一般的には、未開封で容量が100ml以下であれば持ち込むことができます。(※国内便・国際便で異なることがあります。詳細は航空会社にお問合せください)
ウエットティッシュやリング、シールに関しては問題なく持ち込めます。

その他の虫よけ

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