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意外と知らない?漂白剤の使い方をマスターしよう!

意外と知らない?漂白剤の使い方をマスターしよう!

はじめに

襟垢、泥はね、食べこぼし。衣類などのしつこい汚れを落とすのに、大活躍するのが漂白剤です。毎日、何気なく使っている人も多いでしょうが、漂白剤には種類があることを知っていますか?

漂白剤は大きく分けると、物質に酸素を結びつけて色素を落とす酸化型と、物質から酸素を奪って色素を落とす還元系に大別されます。そして酸化型のなかには、塩素系と酸素系の2種類があり、さらに酸素系は粉末と液体に分けられるのです。

つまり、酸化型漂白剤の塩素系、同じく酸化型の酸素系粉末と液体、還元型漂白剤の4つに分類できるので、ここではそれぞれの特徴などを見てみましょう。

強力な漂白力を誇る塩素系

4種類の漂白剤のなかでも、最も高い効果が期待できるのが塩素系です。こちらの主成分は、プールの消毒などにも使われる次亜塩素酸ナトリウム。シーツやシャツやタオルなど、白物繊維をすっきり白くしたいときは、この塩素系で漬け置き洗いをするといいでしょう。

ただし、強力ゆえに地色まで落としてしまうので、色柄物には使えません。使用頻度も白物のシミや汚れが気になったときのみに抑えてください。

さらに白物でも場合によっては、黄ばみなどが出てしまうことがあります。そこで徹底したいのが事前テスト。規定の水準に薄めた漂白剤を綿棒に染み込ませ、漂白したい衣類の目立たない部分につけてみましょう。5分ほど放置して変色してしまったら、その布には塩素系漂白剤が使えないということになります。自宅での洗濯はあきらめて、クリーニングに出すことをオススメします。

ちなみに塩素系漂白剤と酸が結びつくと、有毒な塩素ガスが発生します。パッケージにも「まぜるな危険」と表示されていますし、塩素系漂白剤は必ず単品で使うと覚えてください。

【形状】液状

【液質】アルカリ性

【主成分】次亜塩素酸ナトリウムなど

【使えるもの】水洗いできる白物繊維(綿・麻・ポリエステル・アクリル)※綿・麻でも脱色や染色を施していない布の場合は、自然の風合いが損なわれる可能性あり

【使えないもの】水洗いできないもの、色柄物繊維、毛・絹・ナイロン・ポリウレタン・アセテート、ファスナーやボタンなどの金属がついたもの

【使い方】水に規定量を溶かし、5~30分ほど漬けておく。漬けすぎは生地を傷めるので、最長でも放置時間は120分以内とすること。

粉末タイプの酸素系はお湯で溶く

同じ塩素系の漂白剤でも、粉末タイプは過炭酸ナトリウムが主成分です。液体タイプより漂白力が強めですが、必ず色落ちが起こるほどではなく、色柄物にも使えます。それでも万が一を考えると、事前のテストはしておいた方が無難です。塩素系漂白剤と同様、綿棒を使って衣類の目立たない部分に漂白液を塗り、色落ちの有無を確認しましょう。

洗剤と一緒に洗濯機に入れてもOKですが、漬け置きの場合は粉末をお湯で溶くこと。酸素系の粉末タイプの場合、水では充分な漂白効果が得られません。また、溶かすと泡が出てくるので、漬け置きのときは密閉しないようにしてください。

【形状】粉末

【液質】弱アルカリ性

【主成分】過炭酸ナトリウムなど

【使えるもの】水洗いできる白物繊維・色柄物繊維(綿・麻・化学繊維)

【使えないもの】水洗いできないもの、毛・絹、ファスナーやボタンなどの金属がついたもの

【使い方】規定量を洗剤と一緒に洗濯機に投入。漬け置きの場合は、40~50℃のお湯に規定量を溶かし、30~120分ほど漬けておく。漬けすぎは生地を傷めるので、最長でも放置時間は120分以内とすること。

ポピュラーで扱いやすい液体タイプの酸素系

液体タイプの酸素系漂白剤は、消毒薬のオキシドールと同じ過酸化水素が主成分。効き目は比較的マイルドで、その分、色柄物にも気軽に使えます。普通の洗剤と一緒に洗濯機に入れれば、洗浄力や除菌力をアップすることができるのです。シミや汚れには直接塗りつけ、そのまま洗濯機に放り込んで洗ってもOKですし、毎日の洗濯に取り入れてみてください。もちろん、柔軟剤との併用も問題なしです。

ただ、漂白剤全般にいえることですが、規定の使用量はきちんと守ること。入れすぎると、液体タイプの酸素系でも生地を傷めたり、色落ちを招いたりしかねないので要注意です。

【形状】液体

【液質】酸性

【主成分】過酸化水素など

【使えるもの】水洗いできる白物繊維・色柄物繊維(綿・麻・化学繊維・毛・絹)

【使えないもの】水洗いできないもの、飾りボタンなどの金属がついたもの

【使い方】規定量を洗剤と一緒に洗濯機に投入。シミや汚れが目立つ場所には、あらかじめ液を塗りつけておくと良い。

鉄分や赤土の汚れに効く還元系

業務用としても使われるのが、還元系の漂白剤です。こちらも白物専用で、主成分は二酸化チオ尿素など。特に鉄分や赤土の汚れを落とすのに向いており、酸化型の塩素系では落ちなかったシミや黄ばみに、効果を発揮することがあります。例えば、鉄分の多い井戸水に触れて黄ばんだ衣類に使うと、元通りの白さに戻るのです。

残念ながら除菌力はありませんが、鉄分に強いだけに、シンクの錆落しなどにも使ってみてください。ちなみにこちらも溶かすと発泡するので、密閉した状態での漬け置きはNGです。

【形状】粉末

【液質】弱アルカリ性

【主成分】二酸化チオ尿素、ハイドロサルファイトなど

【使えるもの】水洗いできる白物繊維※綿・麻でも脱色や染色を施していない布の場合は、自然の風合いが損なわれる可能性あり

【使えないもの】水洗いできないもの、色柄物繊維、麻などで生成りのもの、ファスナーやボタンなどの金属がついたもの

【使い方】40℃前後のお湯に規定量を溶かし、30分ほど漬けておく。漬けすぎは生地を傷めるので、最長でも放置時間は毛・絹なら30分以内、他の素材も120分以内とすること。

番外編:洗濯槽のクリーナーとしても活用OK

除菌力も強い塩素系と酸素系の漂白剤は、洗濯槽そのものの清浄にも使えます。

塩素系漂白剤なら、洗濯槽に水50Lに対して200ml程度を注ぎ、高水位のモードで給水。一時停止ボタンを押し、3時間ほど放置してから1サイクル運転してください。洗濯機自体に「洗濯槽コース」が搭載されていれば、それを利用するといいでしょう。

酸素系漂白剤の場合は、洗濯槽に40~50℃のお湯と酵素系漂白剤の粉末を入れ、1~2時間放置します。すると石けんカスやカビなどの汚れがどんどん浮いてくるので、ネットですくって処理しましょう。その後、1サイクル運転すれば完了。溶かす粉末量の目安は、お湯10Lに対して50~100gです。

ちなみにドラム式の洗濯機は、運転の途中でドアを開けられないものが主流です。こまめに塩素系漂白剤を使って洗濯槽を洗い、カビなどを分解するようにしてみてください。

おわりに

ひと口に漂白剤といっても、種類ごとに特徴があります。
それぞれを上手に使い分け、洗濯名人をめざしましょう!

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