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万病の元にもなり得る「慢性疲労」を甘く見ないで

万病の元にもなり得る「慢性疲労」を甘く見ないで

はじめに

疲労は痛み、発熱とともに、心身の異常を知らせる3大アラームのひとつです。通常ならきちんと休めば回復しますが、現代人はとかく多忙でストレスまみれ。「いくら寝ても疲れが取れない」などと嘆く声も多く聞こえてきます。こうした慢性的な疲労は、病気や事故の原因にもなりかねません。重大な事態を招く前に、疲労を軽減する方法を考えてみましょう。

大きく分けて疲労の種類は3つ

疲労は肉体系、神経系、病気系に大別されます。

●肉体系の疲労

筋肉に負荷がかかると起こるものです。「重い荷物を持ったら腕がパンパンに張った」など、自覚しやすい、おなじみの疲れといえるでしょう。また、目・肩・腰など患部の筋肉の緊張や血液循環が滞ることで疲労を感じる場合や、暴飲暴食による二日酔いや胃もたれにより、胃腸に負荷がかかることもあります。

●神経系の疲労

こちらは、脳への負荷が主な原因です。作業に没頭する、周囲に気を遣う、プレッシャーに耐えるなど、脳は緊張状態に置かれるとめまぐるしく働きます。すると筋肉と同じようにくたびれてしまい、休息を欲するようになるのです。

この2つの疲れは深く結びついており、例えば体力が削られると心身をコントロールする自律神経も弱まり、イライラが募って疲労感がさらに増すといったケースも珍しくありません。こうした悪循環にはまり、6か月以上、一晩眠っても疲れが取れない状態にあることを「慢性疲労」と呼んでいます。

●病気系の疲労

内臓疾患をはじめ、病気が疲労感をもたらしている場合も多々あります。なかでも「慢性疲労症候群」は、身体的な異常は見当たらないのに、日常生活が困難なほどの疲労感が6か月以上続く病気のことです。残念ながら原因は明確になっておらず治療法も確立していません。そのため寝たきりになる場合も少なくないようです。単純に過労がたまって発症するという訳でもないため、通常の慢性疲労とは別物と考えられています。

疲労の度合いをセルフチェック!

では、そもそも自分がどれくらい疲労しているかをチェックしてみましょう。以下の症状は疲労蓄積のサインです。当てはまる項目が複数あったら、少し立ち止まって休むことを考えましょう。

ちなみに人間は充実感や達成感が大きいと、疲労を感じにくくなってしまいます。やりがいのあるハードな仕事に打ち込んでいた人が、突然、倒れたりするのはそのためです。自分自身の状態をよく見極めて、くれぐれも無理をしないようにしてください。

慢性疲労チェックポイント

□身体がだるい

□ささいなことでイラつく

□不安感がある

□よく眠れない

□ケアレスミスを連発する

□集中力が続かない

□意欲的になれない

□朝からぐったりしている

□以前と比べて疲れやすい

□頭がぼーっとすることが多い

生活習慣を見直して日々の疲れをきちんとリセット

生身の身体である以上、折々に疲れを感じるのは当然です。大切なのはそうした疲れを持ち越さないこと。睡眠や食事などに気を配れば、疲労回復力を高めることができます。ただし、激しい疲労感は病気の可能性もあるので、おかしいなと感じたら早めに病院で診てもらいましょう。

では、自分でできるリセット法を、いくつかご紹介します。

睡眠

疲労回復に熟睡は欠かせません。布団に入る時間や起床時間を決めたり、朝に太陽光を浴びることを習慣づけると、眠りのリズムが整います。就寝前にゆるやかなクラシック音楽を聴くのもオススメです。また、電子機器の画面が放つブルーライトは、寝つきを悪くしてしまいます。眠る直前まで寝床でスマホなどを使用するのは控えましょう。

食事

疲れを吹き飛ばそうと高カロリー食を摂るのは逆効果。かえって内臓に負担をかけることになるのです。鶏のむね肉などに含まれるイミダペプチド、レモンや酢などに含まれるクエン酸、豚肉などに含まれるビタミンB1は、疲労回復を促す成分の代表格。積極的にメニューに組み込んでみてください。そして暴飲暴食をせず、腹八分目を心がけましょう。

入浴

熱いお湯に浸かると交感神経が刺激され、心身は活動モードに入ります。37〜39℃程度のぬるめのお湯なら逆に副交感神経が活発化し、休息モードにシフトします。入浴で1日の疲れを取りたいなら、ぬるめのお湯に浸かり、好きな香りの入浴剤などを入れてゆったりリラックスを。

運動

適度な運動を続けて体力をつけると、疲れにくい身体がつくれます。ウォーキングなど軽い運動は、脳をスッキリさせて気分もリフレッシュできるので効果的です。また、血流が滞ると疲労感が増すので、デスクワーク中も首や肩を回すなど、軽いストレッチを心がけましょう。

おわりに

人間は疲れてくると刺激に対する反応が遅くなり、思考力や注意力も落ちてきます。パフォーマンス的にも非効率ですし、そもそも過労で身体を壊してしまっては、元も子もありません。生活事情などはそれぞれですが、「ちょっとひと休み」を意識してみてください。

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