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比べてみよう、花粉症のお薬たち

はじめに

もはや国民病といっても過言ではない花粉症。具体的にどれくらいの人がかかっているのでしょうか?
2008年に全国の耳鼻科医とその家族を対象として鼻アレルギーの全国疫学調査が行われました。
この調査において花粉症の有病率は29.8%、スギ花粉症の有病率は26.5%でした。
3人に1人くらいの割合で花粉症ということになります。
この調査の10年前にあたる1998年にも同様の調査が行われており、1998年~2008年の間に花粉症の有病率が10%ほど上がっていたようです。 2008年の時点では3人に1人ですが、2017年現在は有病率がもっと上がっていても何ら不思議ではありません。
いま花粉症ではない人にとってもとても他人事とは言えないことになってきているのではないでしょうか。
なお、2017年は西高東低と予想されており、西日本の方は注意が必要です。 2月上旬に九州北部や中国・四国・東海地方の一部から花粉シーズンが始まる見込みです。

花粉症に使える市販薬

近年もともと医療用医薬品として花粉症などのアレルギー疾患に使用されてきた医薬品が市販薬として薬局や薬店で購入できるようになってきました。
医療用医薬品から市販薬になったものをスイッチOTC医薬品といいます。
花粉症の市販薬としては内服、点眼、点鼻薬があります。
花粉症に使われている医療用医薬品のうち、どの薬がスイッチOTC医薬品になっているのか、どんな商品名になっているのかまとめてみました。

内服薬

近年続々と医療用医薬品からスイッチが進んでいます。第2世代抗ヒスタミン薬が主な成分です。

・ケトチフェン(1983年発売)
医療用:ザジテン
一般用:ザジテンAL鼻炎カプセル[第2類医薬品]
パブロン鼻炎カプセルZ[第2類医薬品]
コンタック600ファースト[第2類医薬品] 他多数

・アゼラスチン(1986年発売)
医療用:アゼプチン
一般用:スカイナーAL錠[第2類医薬品]
ムヒAZ錠[第2類医薬品]
アゼラスチンソフトカプセル[第2類医薬品] 他多数

・ペミロラスト(1991年発売)
医療用:アレギサール、ペミラストン
一般用:アレギサール鼻炎[第2類医薬品]

・エピナスチン(1994年発売)
医療用:アレジオン
一般用:アレジオン20[第2類医薬品]
アレジオン10[第2類医薬品] 他多数

・エバスチン(1996年発売)
医療用:エバステル
一般用:エバステルAL[要指導医薬品]

・セチリジン(1998年発売)
医療用:ジルテック
一般用:コンタック鼻炎Z[第1類医薬品]※2017年2月から第2類医薬品に区分変更予定
ストナリニZ[第1類医薬品]※2017年2月から第2類医薬品に区分変更予定

・フェキソフェナジン(2000年発売)
医療用:アレグラ
一般用:アレグラFX[第2類医薬品]
ハリー鼻炎FX[第2類医薬品]
ヒストミン鼻炎FX[第2類医薬品]
フェキソフェナジン錠「ST」[第2類医薬品]

・ロラタジン(2002年発売)
医療用:クラリチン
一般用:クラリチンEX[要指導医薬品]
クラリチンEX OD錠[要指導医薬品]

市販の内服薬>>

★ 要指導医薬品…薬剤師から購入可能。店頭での対面販売のみ。
★ 第1類医薬品…薬剤師から購入可能。店頭・通販にて販売。
★ 第2類医薬品…薬剤師および登録販売者から購入可能。店頭・通販にて販売。

点眼薬

数は少ないですがこちらも徐々にスイッチされるようになってきました。医療用ではステロイド含有の医薬品も使用されますが、市販薬としては抗アレルギー薬だけとなっています。

・クロモグリク酸
医療用:インタール
一般用:クロモグリク酸をベースに複数の成分を配合した製品が多数

・ケトチフェン
医療用:ザジテン(抗ヒスタミン作用も有します)
一般用:ザジテンAL点眼薬[第2類医薬品]
アイリスAGガード[第2類医薬品] ※ケトチフェン以外の成分を含みます
ジキナAL点眼薬[第2類医薬品]

・アシタザノラスト
医療用:ゼペリン
一般用:アイフリーコーワAL[第2類医薬品]

・ペミロラストカリウム
医療用:アレギサール、ペミラストン
一般用:ノアールPガード点眼液[第1類医薬品]

・トラニラスト
医療用:リザベン
一般用:ロートアルガードプレテクト[第1類医薬品]

市販の点眼薬>>

★ 第1類医薬品…薬剤師から購入可能。店頭・通販にて販売。
★ 第2類医薬品…薬剤師および登録販売者から購入可能。店頭・通販にて販売。

点鼻薬

点眼薬よりもさらに少ないが、こちらはステロイドを使用したものも市販薬にスイッチされています。市販のステロイド点鼻薬は濃度が0.05%のものと0.1%のものがあります。

・クロモグリク酸
医療用:インタール
一般用:クロモグリク酸をベースに複数の成分を配合した製品が多数

・ケトチフェン
医療用:ザジテン
一般用:ザジテンAL鼻炎スプレーα[第2類医薬品]
ザジテンAL鼻炎スプレーαクール[第2類医薬品]
ケトチフェン以外の成分も配合したものを含めて多数あり

・ベクロメタゾンプロピオン酸エステル(ステロイド)
医療用:アルロイヤー、ナイスピー、ナナドラ等ジェネリック多数
一般用:エージーアレルカットEX〈季節性アレルギー専用〉[指定第2類医薬品]
コンタック鼻炎スプレー〈季節性アレルギー専用〉[指定第2類医薬品]
ナザールαAR〈季節性アレルギー専用〉[指定第2類医薬品]
ナザールαAR0.1%〈季節性アレルギー専用〉[指定第2類医薬品]
パブロン鼻炎アタック〈季節性アレルギー専用〉[指定第2類医薬品]
市販の点鼻薬>>


★ 指定第2類医薬品…薬剤師および登録販売者から購入可能。店頭・通販にて販売。
★ 第2類医薬品…薬剤師および登録販売者から購入可能。店頭・通販にて販売。

・ナファゾリンなど血管収縮剤を配合した点鼻薬は速効性があり鼻づまりを一時的に改善してくれるので、どうしてもつらいときに使うこともできます。しかし使用する場合は症状がつらいときだけにし、連用には注意が必要です。(ナザールスプレーなど) ・点鼻薬は配合成分により使用方法が違うため、きちんと確認してから使用することが大切です。

コストの問題

市販薬を買うにしても医師の診察を受けて処方薬を手に入れるにしても、お金がかかります。

では市販薬を買うのと診察を受けて処方してもらうのではどちらがコストがかかるのでしょうか。
簡単に比較はできないので何とも言えませんが、一回の診察で出される処方日数が長くなればなるほど保険を使った方が支払金額は少なく済みます。 しかも処方薬の方が新しい薬を使用することができます。長期間服用する薬だからこそ保険のありがたみが分かりますね。
しかしそれは3割負担でのこと。残りの7割、つまり自己負担した分の倍以上の金額が医療費として使われています。
また、診察や調剤での待ち時間なども考慮すると、人によっては必ずしもお得とは言い切れないかもしれません。 国民医療費が高騰している昨今、負担金が安いから、という理由だけで漫然と保険を使い続けるのもいいことばかりではないのかもしれませんね。

おわりに

大切なことは、できる限り予防することです。
花粉に触れないポイントは「吸わない」「あびない」「持ち込まない」です。外出する際はマスク・帽子・メガネなどを着用し、帰宅後はすぐに手洗い・うがい、目や鼻を洗浄しましょう。
また体質改善として、腸内環境を整えることも大切といわれています。 花粉症の期間中は冷たい飲食物は控えて身体を冷やさず、バランスの良い食事を心がけ、規則正しい生活習慣をすることが大切です。

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