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本当はすごい中国茶。中国茶はもともと薬だった?!

本当はすごい中国茶。中国茶はもともと薬だった?!

はじめに

日本人になじみのある中国茶。普段ペットボトルなどで何気なく飲んでいますが、実はとても奥深く、体に良い飲み物なんです。その日の体調や気分に合わせて中国茶を楽しんでみませんか?

中国茶はもともと薬として飲まれていた?

中国茶は4000年の歴史があるといわれ、たくさんの言い伝えがあります。
その中のひとつに「神農説」というものがあり、紀元前に薬の神様といわれる「神農」が、解毒のために飲んでいたと伝えられています。

また、唐の時代に陸羽(りくう)によって記された世界最古のお茶に関する書物「茶経」によると、嗜好品としてお茶が広まり始めたのは唐の時代とされており、日本にお茶が伝わったのもその時代(奈良・平安時代)といわれています。

当時のお茶は「餅茶(へいちゃ)」といい、お茶の葉を餅状に丸めて圧縮し固形にしたもの。茶葉は椿科のカメリアシネンシスという種類の木の葉っぱです。
日本茶の起源もおそらく同じもので、日本に入ってきて煎茶の製法となり、中国茶とは違うものとなりました。

白、緑、青・・・6大中国茶ってなあに?

日本茶のほとんどは味を重視しますが、中国茶は香りを重視するお茶です。発酵の度合いによって、大きく6種類に分類され、香りも味もバリエーションに富んでいます。

緑茶(リュウチャ)

茶葉を摘み取った後、加熱処理を行い発酵を止めた「不発酵茶」。中国茶全体の約8割の消費を占めている最もポピュラーなお茶です。

効能:ビタミンCやカフェインが多く含まれるため、頭をスッキリさせる。

代表的なお茶:龍井茶(ロンジンチャ)、黄山毛峰茶(コウザンモウホウチャ)

白茶(パイチャ)

若葉もしくは芽だけを摘んでわずかに発酵させたお茶。マイルドな口当たりで老若男女に人気があり、独特の甘い香りがあります。

効能:血圧やコレステロール、血糖値を下げる。去熱作用、暑さをしのぐ作用があるため、夏によく飲まれている。

代表的なお茶:白豪銀針(ハクゴウギンシン)、白牡丹(バイムータン)
※白牡丹には、医学的根拠は証明されていないが、アンチエイジング効果があるともいわれている。

黄茶(ファンチャ)

茶葉の目を積んでからゆっくりと加熱処理を行い熟成させたお茶。中国茶の中で最も希少価値が高く、清朝皇帝も愛飲したといわれています。

効能:ビタミン、ミネラルが豊富で、美容効果や免疫力を高める。

代表的なお茶:君山銀針(クンザンギンシン)、北港毛尖(ホッコウモウセン)、霍山黄大茶(カクザンコウタイチャ)

青茶(チンチャ)

茶葉の発酵途中で発酵を止める「半発酵茶」。青茶のほとんどが烏龍茶で占められますが、銘柄によって発酵度合いが15%~80%と幅があるため、特徴もさまざまです。

効能:青茶はそれぞれ香りが違い、いずれも高いリラックス効果があるので、お気に入りの香りを探してみては。

代表的なお茶:
凍頂烏龍茶(トウチョウウーロンチャ)・・・味は緑茶に近く、香りには独特な爽やかさがある。花粉症に有効とされている。
東方美人茶(トウホウビジンチャ)・・・甘く香り高い紅茶のような味わい。イギリスの女王に献上され、「オリエンタル・ビューティー」と名付けられた台湾のお茶。
武夷岩茶(ブイガンチャ)・・・香ばしく力強い味わい。ミネラル分が多く体を温めてくれるため、かぜで発熱している時などにおすすめ。
大紅袍(ターホンパオ)・・・非常に貴重なお茶で原木は中国政府が管理。現在流通しているものは、原木の枝を接ぎ木して作られた木から採れたものがほとんど。
鉄観音茶(テッカンノンチャ)・・・香ばしくほのかな甘い香り。
水仙茶(スイセンチャ)・・・独特の甘い香り。
鳳凰単欉茶(ホウオウタンソウチャ)・・・フルーティーな甘い香り。樹齢が古い木から採れるものは、特に香りが高い。
黄金桂茶(オウゴンケイチャ)・・・金木犀のような清々しい香り。形状には、凍頂烏龍茶などのように丸めてあるもの、鳳風単㩳のように細長く加工されているものがある。

紅茶(ホンチャ)

茶葉を最後まで発酵させた「発酵茶」。いまや世界中で愛される紅茶の元祖で、インドやスリランカの紅茶と比べてタンニンが少なく、甘みが強いのが特徴です。

効能:発酵度が高いため胃に優しく、虚弱体質や胃弱の人に効果がある。また、体を温める効果もあるため、冷え性にも。

代表的なお茶:
礽門(キームン)、英徳(エイトク)、雲南(ウンナン)

黒茶(ヘイチャ)

製茶した後、高温多湿で発酵させる「後発酵茶」。長期保存が可能で、年代物には高い値がつくなど、ヴィンテージワインのようなお茶です。

効能:新陳代謝を促進する働きがあるため、デトックスやコレステロールの排出を促す。また、血行を良くする効果があるため、血行不良や冷え性の人にも。

代表的なお茶:普洱茶(プーアルチャ)、六堡茶(ロッポウチャ)

茶器不要、中国茶の簡単な淹れ方

中国茶というと、さまざまな茶器を用意しなければならないと思いがちですが、実は家庭でも簡単に淹れることができます。

中国茶は日本茶と違って、何煎も飲めることが大きな特徴。昼間入れた茶葉で夜も楽しむことができるそうです。その理由は何煎目でも苦みが出ないから。どんな茶葉でも3、4煎はおいしく飲むことができ、茶葉によっては10煎近く飲めるものもあるそうです。湯温や淹れ方によって味も香りも変化するため、何煎でも美味しくいただけるのですね。

自宅で簡単に楽しめる中国茶の淹れ方

急須や茶こし付きマグカップに、5gくらいの茶葉を入れ、沸騰したお湯を注いで50秒前後蒸らしましょう。
黒茶はホコリやカビなどを除くため、沸騰したお湯を注いだ後に一度お湯を捨てる「洗茶」をしてからお飲みください。

本格的に淹れてみよう!「工夫茶(クーフーチャ)」

「工夫」とは「じっくり手間をかけて丁寧に」という意味。茶器も、じっくりと何煎も楽しめるよう小さな器が何種類もあり、味だけでなく香りを楽しむのも作法とされ、香りを楽しむ器(聞香杯:もんこうはい)もあるほど。

茶器はすべて事前に温め、茶葉に合わせて温度や蒸らし時間を変えることで、本来の旨味や香りを引き出します。お茶の種類によっても淹れ方が違いますが、烏龍茶などの青茶はこの淹れ方がおすすめです。緑茶などは蓋碗(ガイワン)でどうぞ。
※蓋碗:蓋付の茶碗のようなもので蓋をズラしながら飲む。

その他の中国茶の楽しみ方

ストレートの中国茶も美味しいですが、フルーツと合わせても美味しくいただけます。フルーツのビタミンやミネラルも摂れて、中国茶の効能との相乗効果も期待できますね。
作り方は、ティーポットなどに一口大に切った好みのフルーツを入れ、上からやや濃い目の中国茶を注ぎ入れて5~10分蒸らします。

また、プーアル茶などをゼリーにして、はちみつや低脂肪のクリームをかけると、カロリーを気にする方でも楽しめるデザートになります。
炊き込みご飯やお肉と共に煮込むなど、台湾料理のように茶葉を料理に使うと、茶葉のカテキンやビタミンを美味しく摂れます。料理に使う茶葉は青茶や緑茶がおすすめです。

茶葉にはさまざまな効果があるため、使い終わった茶葉も有効利用しましょう。茶殻に残った栄養分を活かして料理に加えたり、消臭効果を活かして靴箱や冷蔵庫、トイレなどに置いたりするのも良いですね。また、お茶パックなどに入れて入浴剤として使うと、香りのリラックス効果があります。

その他、花茶やお湯を注ぐと丸いお茶の球からバラやジャスミン、菊などの花が現れる工芸茶など、見ても楽しいお茶もありますので、お友達へのプレゼントやティーパーティーにいかがでしょうか。

おわりに

果実や花などさまざまな香りでリラックス効果がある中国茶。発酵度数によっても効能が違ってくるので、一年中使い分けながら健康管理ができます。家庭で気軽に淹れられますし、アジアンデザートとしても楽しめますね。中国茶、あなたもはまること間違いなしです。

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