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正しいケアで安全に。コンタクトケアの基礎知識

はじめに

慣れている人ほどおろそかにしがちなコンタクトケア。不適切なケアが原因で目のトラブルが急増しています。

きちんとケアできていないレンズは、汚れや細菌がいっぱいで非常に不衛生です。きちんとやっておかないと眼障害のリスクが高まる可能性があります。正しいケア方法を学んで安全に使いましょう。

ここでは、ソフトレンズを中心に、コンタクトケアの基礎知識をご紹介します。

コンタクトのタイプにはどんなものがある?

コンタクトレンズにはさまざまな種類がある

  • 1日使い捨てソフトコンタクトレンズ
  • 2週間・1ヵ月交換ソフトコンタクトレンズ
  • ハードコンタクトレンズ

コンタクトレンズのタイプは様々です。1日使い捨てのコンタクトレンズはお手入れの必要がなく大変便利ですが、その他のコンタクトレンズはケアがとても大切です。2週間や1ヵ月交換のコンタクトレンズでも、しっかり手入れをしましょう。

ハードコンタクトレンズは角膜への負荷が低く、手入れが簡単です。通常は丁寧に洗浄したら保存液に浸すケアをします。

ソフトコンタクトレンズは装着しやすく落としにくい長所がありますが、角膜に張り付くため汚れがつきやすいようです。

正しい使い方とは?レンズケア診断

日頃から間違ったコンタクトレンズの使い方をしていませんか?正しい使い方をしているか、ここでチェックしてみましょう。

  • レンズを取り扱う前には必ず手洗いをしている
  • レンズの片面につき20回以上のこすり洗いをしている
  • レンズケースは3ヵ月以内に新しいものに交換している
  • 決められた使用期限でレンズを交換している
  • 毎日レンズを消毒している
  • 毎日保存液を交換している
  • 毎日レンズケースを洗浄、乾燥させている
  • 3ヵ月に1度は定期検査を受けている

当てはまる項目が8個だった場合、このまま正しいレンズケアを続けましょう!7~6個の方は、チェックが付かなかった項目を実践してみてください。5個以下だった方は、眼科で診察をうけて、正しいレンズケア指導を受けましょう。

不適切なレンズの使い方を続けると「点状表層角膜症」「巨大乳頭結膜炎」「角膜潰瘍」などの眼障害になるリスクが高まります。

コンタクトレンズの正しいケア方法

1本で保存も洗浄もできる「ワンボトルタイプ」のコンタクトケアをご紹介します。レンズの保存液と洗浄液が異なるタイプを使っている方は、洗浄時の参考にしてください。

STEP1:準備

まずは、手を石けんでよく洗います。手を洗ったら、レンズケースに洗浄液を満たしておきましょう。

STEP2:レンズのこすり洗い

はずしたレンズを手のひらにのせ、洗浄液を3~5滴落として約10秒間こすり洗いします。

利き手の人差し指の腹をコンタクトレンズの内側に当てて軽く押え、レンズを前後左右、同じ方向に動かして洗います。裏面も同様に、洗浄液を3~5滴落として約10秒間こすり洗いします。

ワンボトルタイプは消毒力が強くないので、必ず片面で20回以上のこすり洗いをするようにします。
円を描くようにこすり洗いをするのは間違いです。レンズが破れる原因になるので止めましょう。

STEP3:すすぎ

レンズの両面を洗浄液でよくすすいでください。表面の残留物を充分に取り除きましょう。

洗浄液が入っているボトルの先端にコンタクトや手が触れないように注意してください。

STEP4:消毒・保存

液を満たしたレンズケースにレンズを入れ、キャップをしっかりしめて4時間以上放置すれば、消毒が完了します。そのまま保存しましょう。

消毒後、レンズケースから取り出したレンズはそのまま装用することができますが、洗浄液で洗ってから装着するとより安全です。

タンパク除去について

毎日のレンズケアで落とせないタンパク汚れについてはタンパク除去を行いましょう。専用のタンパク除去剤を併用して、週1回~月1回、定期的にタンパク除去を行なうことをおすすめします。

使用頻度はケア用品の種類によって異なりますので、よく確認しましょう。

危険なケア方法

コンタクト専用の洗浄液ではなく水道水で洗う

コンタクトを洗ったり保存するときには、必ずコンタクト専用の洗浄液を使いましょう。けっして水道水で代用してはいけません。

コンタクトの間違った使用法により発症する病気の一つに「アカントアメーバ角膜炎」があります。これは水道水などに含まれるアカントアメーバが増殖することで引き起こされる病気で、かかってしまうと治療が困難です。

洗浄液を正しく使ってケアすれば感染のおそれはほとんどありませんが、水道水で洗浄・保存して時間が経つとアカントアメーバのエサとなる細菌が増えるので、感染してしまうことがあります。

こすり洗いをしない

ワンボトルタイプの洗浄液を使用する場合、こすり洗いは必須ですが、中にはめんどくさがってこすり洗いを省略してしまう人もいるようです。しかし、コンタクトレンズによる眼障害の多くはコンタクトの汚れによって引き起こされるのです。

こすり洗いには、

  • レンズに付着した汚れの除去
  • 体内から分泌される脂質・カルシウムの除去
  • 雑菌の除去

などの効果があります。こすり洗いをすることで、洗浄液だけでは落としきれない汚れや雑菌をより落とすことができます。

十分なこすり洗いとすすぎをすることで、コンタクトに付着している細菌数を100分の1から1万分の1にまで減らすことができるとも言われています。

その他の危険な使用例

  • 汚れた手でレンズに触れる
  • 汚れやぬめりがついたケースを使っている
  • 交換期限が過ぎたレンズを使う
  • 終日装用(毎日寝る前に外すタイプ)のレンズを付けたまま眠る
  • 他の人のレンズを使う

レンズケースもケアが必要

レンズケースも毎回よく洗う

レンズだけでなく、レンズケースもケアが必要です。保存しておくケースが不衛生だと、せっかくレンズをキレイにしても再び雑菌がつき、意味がありません。

レンズケースは流水もしくは洗浄液でケースの内側と外側、蓋の部分をよく洗うようにします。キレイに洗ったら、必ず蓋とケース本体を別々にして、完全に自然乾燥させましょう。

細菌を防ぐには乾燥が重要です。

定期的に交換する

レンズケースは蓋と本体のかみ合わせの部分が、使っているうちに消耗したり汚れがたまったりします。そのため、レンズケースは定期的に交換することをおすすめします。

交換の目安は、およそ3ヵ月以内に1度程度です。また、洗浄ボトルを買い替えるごとに取り替えるようにしましょう。

おわりに

「就寝時は必ず外す」「お化粧をする前に装着する」「レンズを水道水につけない」「紫外線を防ぐように注意する」なども大切なことです。

コンタクトレンズを正しく使って、トラブルなく安全に使用しましょう!

医薬品を使用の前には添付文書を確認し、用法用量を守って正しく利用してください。

(image by 足成)

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