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どこに貼るのが効果的?意外と知らない「カイロ」を正しく使うための基礎知識

はじめに

使い捨てカイロは、袋から取り出すだけで発熱が始まり体を長時間温めることができる、持ち運びにも便利な温熱アイテムです。しかし便利な反面、使い方を誤るとヤケドなどの事故に結びつくこともまれにあります。正しく使って、寒い冬を温かく乗り切りましょう。

この記事では、効果的な使い方をご紹介しながら、正しくカイロを使うための基礎知識をご説明します。

カイロの種類

1.「衣類に貼るタイプ」

衣類(洋服や肌着など)に貼ることができるように、粘着剤がカイロの片面についたタイプの使い捨てカイロです。温めたい部位にどこでも貼り付けることができるので、体を温めるのに適しています。

2.「貼らないタイプ」

手先を温めるのに適したカイロです。貼るタイプに比べ内容物も多く、可能な限り長持ちするよう商品設計されており、最大で24時間温かさが持続する商品もあります。

3.「足もと用カイロ」

空気の通りが悪い靴の中でも発熱するように設計された靴の中専用のカイロです。靴下に貼るタイプ、靴の中に入れるタイプの2通りのタイプがあります。それぞれのタイプに、つま先を温める小さなサイズと、足の裏全体を温める大きなサイズが品揃えされています。

「衣類に貼るタイプ」の効果的な使い方

体の冷えには「大椎」に貼る

頭を前に倒して首の後ろを触ったときに、出っ張っている骨のすぐ下のくぼんだ部分が「大椎」といわれるツボです。その「大椎」に貼ると、温かさを感じやすく効果的です。

下腹部の冷えには「腎兪(じんゆ)」に貼る

下腹部の冷えや腰痛には「腎兪(じんゆ)」というツボを温めるといいです。腕を両脇に付けたときのひじの高さを目安に背骨の中心から指2本分外側が場所の目安です。また、おへその指4本分下辺りに貼れば、下腹部の冷えに効果的です。

背骨の両脇に2枚貼る

背中側の左右中心位置に貼ってください。背中から腰に伸びる背骨の横には太い血管が流れています。その血管を温めると、その先の細い血管まで温められた血液が流れて温まります。

「首」と名の付く部位を温める

「首」、「手首」、「足首」など、部位に「首」の漢字が使われる部位には太い血管が体の表面近くを通る部位です。そこを温めることで、温められた血液が手先・足先に流れ、手先や足先まで温めることができると言われています。

腰とお腹のはさみ貼り

腰とお腹をカイロで、体をはさむように貼ると、体の前後両方からしっかり温めることができます。その他にも色々な複数貼りのパターンがあり、より広い範囲を強く温めたい場合に下記の貼り方がオススメです。

  • 腰に横2枚貼り
  • 背中と腰の2枚貼り
  • 肩と背中とお腹の3枚貼り
  • 肩と腰の2枚貼り

「貼らないタイプ」の効果的な使い方

もまないで使う

昔のカイロは内容物の混合状態が悪く、振ったりもんだりすることで温度が高くなりました。ですが現在では、製造技術や原料が変わっていますので、使い始めに数回振るだけでしっかり発熱するようになっています。

使用しないときはポケットに

手先を温めるために、貼らないタイプのカイロは使用されますが、常にポケットから出して寒い環境中に放置しておくと、周囲温度の影響でぬるくなってしまいます。

使用していない時は、ポケットの中に入れておくか、ハンカチなどに包んで温度が逃げないようにしておくと、カイロが常に温かい状態となります。

まだ温かいカイロは布団の中に

最大で24時間も持続する使い捨てカイロは、お家に帰ってからもまだ温かい場合があります。そんなときにはポケットから出して布団の中に入れておきます。寝る頃には、布団がポカポカと温まっていますよ。

やけどの原因になる可能性があるので、寝る際はカイロを布団から取り出してください。

「足もと用カイロ」の効果的な使い方

ぬるくなったら一度靴を脱ぐ

靴が足にぴったりで通気性が悪いときや、ブーツなど元々通気性の悪い履物を履く場合、使用中に「温度が下がった」と感じることがあります。そんなときは、一旦靴を脱いで外気に触れさせると、カイロに酸素が供給されて、また温かくなります。

使い捨てカイロを安全に使うために

1.カイロを貼った部位を圧迫しない

カイロを貼った上から、ベルトやコルセット、帯、かばんの紐などで押さえたり、圧迫しないようにしましょう。

通常、カイロの熱は血液の流れによって、貼っている部位から体中に拡散していきます。ですが、カイロを貼った部位を圧迫してしまうと、血液の流れが滞り、熱が拡散されにくくなるため、低温ヤケドしやすくなってしまいます。

2.就寝時はカイロの使用を控える

寝返りなどによりカイロを下敷きにしてしまい、低温ヤケドを起こしてしまう可能性があります。

3.暖房器具との併用を避ける

コタツや電気カーペットなどその他の暖房器具との併用は避けましょう。カイロが異常に熱くなる場合があります。

4.何度も貼り直さない

貼るタイプの場合、貼りなおしを繰り返すと粘着力が弱くなり、貼れなくなることがあります。特に、毛足の長い衣類などでは粘着剤が衣類の繊維を取ってしまうため、貼りなおしは数回程度に抑えましょう。

5.足もと用カイロは靴の中以外で使わない

足もと用カイロは靴の中で使われることを前提として作られているので、サンダルやスリッパ、裸足の状態で使うと、カイロが高温になりヤケドを起こすことがあります。

どのような場合にも言えることですが、「熱いな」と思ったらすぐに使用を中止しましょう。

よくある疑問

1.「有効期限の過ぎたカイロは使えないの?」

カイロの有効期限はその表示の温度・持続時間を担保できる期間を示したもので、たちまち使えなくなることはありません。しかし有効期限からかなり過ぎたものは、温度が表示より高くなったり低くなったりします。

その上、持続時間も短くなりますので早めに使用しましょう。

2.「使い終わったカイロを庭や畑にまいてもいいですか?」

使用済みカイロを土にまくのはお控えください。環境を汚染するようなものは入っていませんが、塩が入っているため土壌が変わって作物に影響する場合があります。

3.「どのように捨てればよいですか?」

一般的には「燃えないゴミ」ですが、市区町村によって対応が異なる場合があります。市区町村の指示に従い廃棄してください。

4.「お弁当の保温には使用できますか?」

カイロの発熱は空気を取り込むことが必要で、ある程度通気のある所でないと発熱が続きません。また、カイロの発熱温度は雑菌の繁殖に適した温度なので、食べ物の保温としてのご使用はお控えください。

5.「カイロはなぜ発熱するのですか?」

鉄はさびるときに熱を出します。自然に鉄がさびるときも実は熱を出しているのですが、反応がゆっくりであるため、その熱が小さく、人が普段感じることはできないようです。

使い捨てカイロは、鉄のさびる化学反応を短時間で集中的に起こし、人間が温かく感じられるほどの熱が出るように調節されたものなのです。

おわりに

いかがでしたか。使い捨てカイロをうまく利用するだけで、とても寒い冬でも、温かく過ごすことができそうですよね。

便利なカイロを使って、元気に冬を乗り切りましょう。

(image by 足成)

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