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風邪の症状から選ぶ!漢方薬の選び方

はじめに

かぜとは、ウイルスや殺菌の感染により生じる「上気道の炎症を主体とする疾患」です。くしゃみ、鼻水、咳、痰、のどの痛みなどの症状を主とし、頭痛や発熱、全身倦怠感を伴うこともあります。

かぜをできれば薬は使わず治したいという人も多いですよね。そこで役立つのが漢方薬です。

ここでは、かぜの症状別に漢方薬を選ぶ方法をご紹介します。

冬かぜと夏かぜの違いとは?

冬かぜ

かぜの80%~90%はウイルス感染によって引き起こされます。多くのウイルスは、寒くて乾燥した環境を好むため、冬にかぜ(普通感冒)やインフルエンザが大流行します。

冬に多いウイルスはインフルエンザウイルスとライノウイルスです。さむけや頭痛・発熱、鼻水・鼻づまり、くしゃみなど、症状の重いかぜを引き起こします。

夏かぜ

暑くて湿度が高い環境を好むウイルスは、アデノウイルスとエンテロウイルスです。夏かぜに多い症状である吐き気や下痢などの他に、頭痛・発熱、のどの痛みや咳、倦怠感を引き起こします。

症状は軽いけれど、長引き、胃腸症状が現れることが多いのが特徴です。

ウイルスの違いにより、現れる症状が異なります!

漢方はどのように風邪に作用する?

漢方的なかぜの考え方

「体が免疫低下している状態(内因)に加え、病邪が体の外から侵入すること(外因)によって起こる疾患である」というのが漢方的なかぜの考え方です。これを解決するために、漢方薬は外からの原因を除きながら、からだの調子も整え、内からの原因にも対処し、治療するのです。

免疫低下を起こす要因は、過労や睡眠不足、ストレス、冷え、乾燥です。寒さや乾燥などの外因が、この内因と合わさることで風邪をひくという考え方です。

漢方薬の特徴

  • 色々なタイプのかぜに対応し、辛い症状に合わせて治療できる。
  • 眠くなる成分が入っていないので、眠気が困る方も安心して服用できる。
  • 胃腸障害が起こりにくいので、胃腸が弱い方も服用しやすい。

西洋薬の特徴

  • 速効性があるため、症状がひどい時に使用するとよい。
  • 消炎鎮痛薬や抗ヒスタミン薬などの様々な成分が複合的に入っている。
漢方薬は症状に合わせて治療できるのに対し、西洋薬は即効性があります。状況に応じて使い分けましょう。

症状によって漢方薬を選ぶ

かぜは、大きく2つのタイプに分けられます。「寒気からくるかぜ」と「のどの痛みからくるかぜ」です。かぜは色々な症状が複合的に現れますので、どの症状が強いかによって漢方薬を使い分けましょう!

「寒気からくるかぜ」に使う漢方薬の選び方

葛根湯(かっこんとう)

さむけの強いかぜのひきはじめに効きます。体を温め発汗させ、解熱します。

小青竜湯(しょうせいりゅうとう)

くしゃみ・鼻水のかぜに最適です。水分代謝を良くし、鼻水・くしゃみをとめます。

紫胡桂枝湯(さいこけしとう)

吐き気など胃腸型のかぜに効きます。胃腸機能を高め、全身の働きを助けます。

「のどの痛みからくるかぜ」に使う漢方薬の選び方

銀翹散(ぎんぎょうさん)

のどの痛いかぜのひきはじめに飲むと良いです。炎症を抑え、のどの痛みや頭痛を抑え解熱します。

五虎湯(ごことう)

激しい咳が出るかぜの症状に効きます。鎮咳作用により激しい咳や痰に有効です。

麦門冬湯(ばくもんどうとう)

乾燥による咳や空咳などの症状に対処できます。のどを潤し、咳を改善する効果があります。咳の続く状態が長期化したり、かぜのあとに咳が抜けない方が服用します。

竹茹温胆湯(ちくじょうんたんとう)

痰が出る、長引くかぜにぴったりです。胃腸機能を高め、痰を除きます。

おわりに

いかがでしたか?

同じかぜでも症状によって違います。のどに炎症がないのに咳止めの効果が入った薬を飲んでも意味がありませんし、体に負担がかかってしまいますよね。早く風邪を治すには、症状によって的確に対処することが大切です。

漢方薬は体に優しいところもポイントです。正しく使い分けて、効果的にケアしましょう。

医薬品を服用の前には添付文書を確認し、用法用量を守って正しく利用してください。

(image by 足成)
(image by 著者)

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