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鼻炎の種類別!鼻炎薬の選び方

はじめに

ひとことで鼻炎といってもいくつかの種類があります。そのため、自分の症状にあった薬を選択するのが症状改善の近道です。

この記事では、鼻炎の種類および生活状況にあった鼻炎薬の選び方の説明とそれに応じたおススメの商品をご紹介します。

1:「ウイルス性鼻炎」の薬の選び方

いわゆる「鼻かぜ」のことで、ウイルスや最近の感染によって起こる鼻水、鼻づまり、くしゃみなどの鼻症状が見られます。そのため、発熱や頭痛、のどの痛み、咳、たんなどの症状を伴うこともあります。

症状が鼻だけであれば、鼻炎薬で対応できますが、他の症状がある場合はかぜ薬での対応も検討が必要です。

症状が鼻水だけのとき

症状が鼻水だけの場合、症状がすでに発現しており、罹患期間が短いことから、効果発現の早い第1世代の抗ヒスタミン剤に抗コリン薬が配合されている鼻炎薬がおススメです。

  • トレーネ鼻炎錠(第一三共ヘルスケア)
  • アネトンアルメディ鼻炎錠(ジョンソン・エンド・ジョンソン)
  • ベンザ鼻炎薬α 1日2回タイプ(武田薬品)・・・など

発熱や頭痛、のどの痛み、咳、たんなどの症状もあるとき

鼻以外にも症状がある場合は、鼻症状を考えた処方のかぜ薬(内服薬)がおススメです。

  • ベンザブロックS(武田薬品)
  • ベンザブロックSプラス(武田薬品)
  • ストナジェルサイナスS(佐藤製薬)・・・など

2:「アレルギー性鼻炎」の薬の選び方

体の異物(抗原)に対する防御(抗体)反応が過剰になった症状をアレルギーといいます。異物(抗原)として言われるものには、スギ、ヒノキ、ブタクサなどの季節性のある植物だけでなく、ダニ、ハウスダスト、ペットの毛などがあります。

アレルギー性鼻炎の場合、鼻水、くしゃみ、鼻づまりの鼻症状以外に、目のかゆみ、充血、のどのかゆみや乾燥感、皮膚のかゆみなどが見られることがあります。

すでにつらい鼻症状があるとき

すでにつらい鼻症状がある場合は、効果発現の早い第1世代の抗ヒスタミン剤に抗コリン薬が配合されている鼻炎薬がおススメです。

  • トレーネ鼻炎錠(第一三共ヘルスケア)
  • アネトンアルメディ鼻炎錠(ジョンソン・エンド・ジョンソン)
  • ベンザ鼻炎薬α 1日2回タイプ(武田薬品)など

鼻づまりがひどいとき

鼻づまりがひどいときは、鼻粘膜の充血を押さえる効果のある交感神経興奮薬配合の鼻炎薬や、第2世代の抗ヒスタミン剤の鼻炎薬の服用、または即効性のある血管収縮剤の配合された点鼻薬の応急処置的な使い方がおススメです。

【内服・交感神経興奮薬配合】

  • トレーネ鼻炎錠(第一三共ヘルスケア)
  • アネトンアルメディ鼻炎錠(ジョンソン・エンド・ジョンソン)・・・など

【内服・第2世代抗ヒスタミン剤】

  • アレグラ(久光製薬)
  • アレジオン(エスエス製薬)・・・など

【点鼻薬(血管収縮薬)

  • コールタイジン点鼻薬a(ジョンソン・エンド・ジョンソン)
  • パブロン鼻炎クイック(大正製薬)
  • ナザールブロック(佐藤製薬)
  • ベンザ鼻炎スプレー(武田薬品)・・・など

鼻炎薬の服用による眠気が気になる方

鼻炎薬の服用により眠気が気になる場合は、眠気が出にくいといわれている第2世代の抗ヒスタミン剤配合の鼻炎薬や、鼻炎に効果があるといわれている漢方薬の服用がおススメです。

  • アレグラ(久光製薬)
  • アレジオン(エスエス製薬)
  • 小青竜湯・・・など

のどの痛みもある方

のどの痛みがあるときは、炎症を抑える成分を配合している点鼻薬がおススメです。

  • ベンザ鼻炎薬α 1日2回タイプ(武田薬品)

3:「通年性鼻アレルギー」の薬の選び方

ダニ、ハウスダスト、ペットの毛など季節性のない抗原が原因のアレルギー性鼻炎をいいます。症状はアレルギー性鼻炎と同じく、鼻水、くしゃみ、鼻づまりなどの鼻症状以外に目のかゆみ、充血、のどのかゆみや乾燥感、皮膚のかゆみなどが見られることがあります。

すでにつらい鼻症状があるとき

すでにつらい鼻症状がある場合は、効果発現の早い第1世代の抗ヒスタミン剤に抗コリン薬が配合されている鼻炎薬がおススメです。

  • トレーネ鼻炎錠(第一三共ヘルスケア)
  • アネトンアルメディ鼻炎錠(ジョンソン・エンド・ジョンソン)
  • ベンザ鼻炎薬α 1日2回タイプ(武田薬品)・・・など

鼻づまりがひどいとき

鼻づまりがひどいときは、鼻粘膜の充血を押さえる効果のある交感神経興奮薬配合の鼻炎薬や、第2世代の抗ヒスタミン剤の鼻炎薬の服用、または即効性のある血管収縮剤の配合された点鼻薬の応急処置的な使い方がおススメです。

【内服・交感神経興奮薬配合】

  • トレーネ鼻炎錠(第一三共ヘルスケア)
  • アネトンアルメディ鼻炎錠(ジョンソン・エンド・ジョンソン)・・・など

【内服・第2世代抗ヒスタミン剤】

  • アレグラ(久光製薬)
  • アレジオン(エスエス製薬)・・・など

【点鼻薬】

  • コールタイジン点鼻薬a(ジョンソン・エンド・ジョンソン)
  • パブロン鼻炎クイック(大正製薬)
  • ナザールブロック(佐藤製薬)
  • ベンザ鼻炎スプレー(武田薬品)
  • ザジテンAL鼻炎スプレー(ノバルティスファーマ)・・・など

鼻炎薬の服用による眠気が気になる方

鼻炎薬の服用により眠気が気になる場合は、眠気が出にくいといわれている第2世代の抗ヒスタミン剤配合の鼻炎薬や鼻炎に効果があるといわれている漢方薬がおススメです。

他の症状がないようでしたら、抗アレルギー剤点鼻薬を使用されるのもおススメです。

【内服】

  • アレグラ(久光製薬)
  • アレジオン(エスエス製薬)
  • 小青竜湯・・・など

【点鼻薬】

  • エージーノーズ(第一三共ヘルスケア)
  • ザジテンALスプレー(ノバルティスファーマ)

血管運動神経性鼻炎

アレルギー性鼻炎のような、鼻水、くしゃみ、鼻づまりといった症状はあるが、アレルギーの原因(抗原)が特定できない鼻炎をいいます。

外気の急激な温度変化やストレス、妊娠などの自律神経の働きが異常になって起こると考えられています。

血管運動神経性鼻炎は症状が長期間続くため、OTC医薬品の対応は難しいので病院の受診がお勧めです。

注意点・アドバイス

体質や年齢によっては眠気が発生

抗ヒスタミン剤は、副作用として眠気や眠くならないまでも注意力の低下を引き起こす場合があります。抗ヒスタミン剤を服用後は、自動車の運転、高所での作業、機械の操作などは控えましょう。

抗コリン薬を服用後目のちらつきに注意

抗コリン薬(副交感神経遮断薬)は、副作用として目のちらつきやまぶしさを引き起こす場合があります。抗コリン薬を服用後は、自動車の運転、高所での作業、機械の操作などは控えましょう。

体質や年齢によっては尿が出にくくなる

抗コリン薬(副交感神経遮断薬)は、副作用として尿が出にくくなる場合がありますので、前立腺肥大などで尿がでにくい症状のある方は服用前に専門家(医師、薬剤師、登録販売者)に相談しましょう。

高血圧、糖尿病、緑内障などの方は服用前に専門家(医師、薬剤師、登録販売者)へ相談

交感神経興奮薬には、副作用として心悸亢進(心臓がドキドキする)や血圧、血糖値の上昇などを引き起こす場合があります。心臓病、高血圧、糖尿病、脳血管障害、甲状腺機能障害などの基礎疾患がある方は服用前に専門家に相談しましょう。

抗コリン薬(副交感神経遮断薬)には、副作用として眼圧をあげる場合がありますので、緑内障の方は服用前に専門家に相談しましょう。

点鼻薬の種類についての基礎知識

抗ヒスタミン剤

抗ヒスタミン薬は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの、アレルギー性鼻炎の諸症状を和らげる薬です。

抗ヒスタミン剤には、大きく分けるとクロルフェニラミンマレイン酸塩などの第1世代とケトチフェンフマル酸塩、フェキソフェナジン塩酸塩などの第2世代に分かれます。

第1世代の特徴は、効果発現が早いが、眠気、口の渇きなどの副作用が出やすいことといわれています。一方、第2世代には眠気、口の渇きなどの副作用が少なくなっているが、効果発現が第一世代より遅いという特徴があります。

抗アレルギー剤

花粉症はアレルギーの原因物質であるヒスタミンの働きによりくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、など多くの症状が引き起こされます。抗アレルギー薬はこのヒスタミンの発生と放出を抑えることにより症状を軽くし、また症状が出始めるのを遅らせる効果があります。

出てしまったヒスタミンを抑えるのではなく、ヒスタミンの発生そのものを抑えるので予防的効果が期待出来ます。

効果がマイルドで、効果発現までに1~2週間かかるといわれています。

副作用は比較的少なく、眠気を感じないのという特徴があります。

抗コリン薬(副交感神経遮断薬)

抗コリン薬は鼻水の腺分泌を抑制し、鼻水を押さえます。

副作用として、口の渇き、おしっこが出にくい、目のちらつきやまぶしさ、眼圧の上昇などが言われており、緑内障や排尿困難の方は注意が必要です。

交感神経興奮薬

交感神経興奮薬は、血管収縮作用により、鼻粘膜のうっ血をとり鼻づまりを和らげます。副作用として、血圧や血糖値の上昇などが言われているので、高血圧、糖尿病など基礎疾患を有している方は注意が必要です。

ステロイド配合薬(点鼻)

ステロイド配合薬は、鼻水・くしゃみ・鼻づまりの症状に等しく効果があり、その効果も強く、効果発現が早いのが特徴です。また免疫系など組織の反応性を低下させる作用を示し、アレルギー反応も抑える働きをします。

点鼻薬の場合は、投与部位のみに作用するため副作用も少ないといわれています。

血管収縮薬(点鼻)

血管収縮薬は即効的に充血した鼻粘膜の血管を収縮させることで鼻づまりを和らげます。ただし、使いすぎるとかえってひどい鼻づまり(薬剤性鼻炎、点鼻薬性鼻炎)を起こすことがあるのが特徴です。

おわりに

ご自身の鼻炎の状態に加え、体調(基礎疾患など)や生活環境(車の運転の有無)などを考えて鼻炎薬を選びましょう。これまでに説明したポイントを踏まえて選ぶだけでも違いますので、ぜひお試しください。

また、スギやヒノキなどによるアレルギー性鼻炎(花粉症)の場合、外出時にマスクをするだけでも症状がちがいますし、鼻の症状だけでなく目の症状も出ることがあるので、気になる方はぜひ店頭でご相談ください。

医薬品を使用の前には添付文書を確認し、用法用量を守って正しく利用してください。

(image by 足成)

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