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身近だけれど意外と知らない!胃薬・胃腸薬の基礎知識

はじめに

お酒を飲み過ぎた翌朝や日々のストレスで胃が痛むときに、胃薬や胃腸薬を飲まれる方は多いと思います。

比較的身近な胃薬・胃腸薬ですが、胃薬・胃腸薬も「薬」ですので、飲むべきタイミングやどのような種類の薬があるのか知っておくことは重要です。

この記事では、その胃薬・胃腸薬を使うべきシーンや薬の種類などの基礎知識を紹介します。

胃薬・胃腸薬を飲むべきシーン

食欲がないとき

ストレスや心配事などがあると、胃の運動機能が低下します。すると食べ物を消化する力も弱くなり、食欲がなくなります。このような場合、胃の粘膜を保護し、胃の運動を促すような胃薬を飲むと良いです。

朝起きて吐き気がするとき

朝起きて吐き気がする原因のひとつに、暴飲暴食やアルコール・刺激性食品の摂り過ぎによる胃粘膜の荒れがあります。また、寝ている間の空腹時に胃酸の分泌が過多になったり、胃のぜん動運動が低下したりすることも原因です。

このような状態のときには、胃酸を中和させて消化を促し、胃粘膜にかかっている負担を軽くするのと同時に、傷ついた胃粘膜を修復してくれる胃薬を飲む必要があります。

食後にお腹が張る(膨満感がある)とき

お腹が張る場合は2種類あります。

  • お腹上部のみぞおちあたりが不快に膨れた感じがする
  • お腹下部のへそまわりが不快に張った感じがする

上部のみぞおちあたりが膨れるのは、食べ過ぎて胃に負担がかかり、胃のぜん動運動が低下していることが原因です。この場合は胃の食べ物の分解を促して、消化された食べ物を十二指腸へ送る働きを助けるような胃薬を飲むと良いです。

下部のへそまわりが張るのは、腸内で異常なガスが発生していることや便秘が原因です。この場合は整腸剤を服用すると改善します。

胃薬・胃腸薬の種類

胃酸が原因の症状に対処する胃薬

制酸剤

胃酸を化学的に中和するお薬です。胃の中で直接中和反応を起こして胃酸を弱めてくれるので、服用後の即効性が期待できます。

ただし、お薬の中和反応が終わってしまうと、また胃が胃酸の攻撃を受けてしまうので、持続時間が短いことが欠点です。

制酸剤にはナトリウムやマグネシウム、アルミニウムなどを使用している物が多いため、透析をしている人や高血圧の人は使用を避けましょう。

粘膜修復剤

荒れた胃粘膜を直接バリアーしたり、胃の粘膜血流を増加させ粘液の量を増やしてくれるお薬です。制酸剤と同時に配合されているお薬が多いです。

H2ブロッカー

空腹時の胃酸分泌を抑える効果がある胃薬です。

胃酸分泌を抑えるといっても、食事の時には必要な分の胃酸は出るので消化不良の心配はありません。

効果発現まで30分~1時間程かかるのが弱点ですが、持続時間が約8時間と長いので、夜間に胃が痛くて目が覚めるなどの可能性が低くなります。

このお薬は薬剤師の説明を受けてから購入できます。

消化不良に効く胃薬・胃腸薬

健胃剤

健胃剤には生薬が主に使われており、その香りや苦みなどが味覚神経を刺激し、唾液や胃液などを分泌させます。胃にも直接作用して、胃酸の分泌を促し、働きを活発にします。

消化剤

消化剤は消化酵素を含むお薬で、消化を直接促進させる働きがあります。たんぱく質や脂質の分解を促進させるので、脂っこい食事の後の症状に最適です。

糖の吸収を抑制する食前薬を飲んでいる人は、糖尿病の薬が効きにくくなることがあるので、糖尿病の方は注意する必要があります。

糖尿病の方は、使用前に一度薬剤師に相談するようにしましょう。

症状がはっきりしないときのお薬

総合胃腸薬

総合胃腸薬は「制酸薬」「健胃薬」「消化薬」「胃粘膜保護薬」などのうち、2つ以上を組み合わせて様々な胃腸の症状に幅広く対応できるようにした胃腸薬です。

総合胃腸薬の中には、「制酸薬」と「健胃薬」のように一見相反する効果を期待する成分が含まれている場合もあります。しかし、実際の胃腸の状態により、それらの成分に対する反応が異なるため、結果として改善効果が得られると考えられています。

ただ効果は穏やかなので、「消化不良」「胃痛」「胸焼け」など、症状が単一ではっきりしている場合には、症状に合った成分のみが配合された製品を選択しましょう。

おわりに

いかがでしたか?飲み会やストレスなどで胃に負担がかかりやすい現代社会ですが、できれば胃薬や胃腸薬のお世話にならない、健康的な生活を心掛けたいものですよね。

ただ少しでも胃に不調のサインがみられるときは、この記事を参考に早めの対処を心がけましょう。

医薬品を服用の前には添付文書を確認し、用法用量を守って正しく利用してください。

(image by PAKUTASO)

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